LSFAインストラクター アップデートセミナー20162016年02月02日

日程 2016年1月30日(土)
会場 大田区池上会館 視聴覚室(東京都)
参加 36名

LSOが採用している認定プログラム(LSFA)のインストラクターを対象とした、アップデートセミナーが開催され、LSOインストラクター12名が参加しました。

私たちが取り組む救命処置は、5年毎に発表される国際合意を受けて日本国内で発行されるガイドラインに基づいて行われます。
そして昨年10月に最新の国際合意とガイドラインが発表されたため、今年のセミナーは新ガイドラインの変更点や強調点、そして根拠となる研究結果がテーマとなりました。

今回のガイドラインは救命の質の向上に重点が置かれ、私たち一般市民の救命処置を含めた多くの手当や処置に対する実験結果が示されました。
さらに今回は、外傷の応急手当についてもデータに基づく変更が提案されており、モータースポーツ現場における救出時の固定方法にも検討が必要となりそうです。

4時間にわたるセッションでしたが、インストラクター一同が真剣に取り組み、質問や意見交換を行いました。またこれらの内容を、講習にどのように反映していくかについても議論しました。
近年、心肺蘇生をはじめとした救命処置は確実な進歩を遂げています。
最新の情報、すなわち現在最も良いと思われる方法をいち早くアップデートし、講習に反映すべく、内容の濃い一日となりました。

写真1:新ガイドラインの検討を行いました
写真1:ガイドライン2015解説と検討





JMRC中部 レスキュー講習会2016年02月15日

日時:2016年2月14日(日) 9:00〜17:00
会場:鈴鹿サーキット ピットビル2Fホスピタリティラウンジ(三重県鈴鹿市)
受講者:42名

今年第1回のLSO認定講習を行いました。

JMRC中部主催のレスキュー講習会は、毎年恒例で鈴鹿サーキットにて行っています。
さらに隔年で北陸地域(金沢)での開催を行っています。
参加者は、サーキットでの四輪、二輪レースの他に、ラリー、ダートトライアル、ジムカーナなど複数の競技種目で救急委員として活動されている方が多く、それぞれの環境で緊急時の第一応答者として活動するための基本的な知識とスキルを習得、維持する必要があります。

心肺蘇生訓練においては、昨年末に発表された新ガイドライン2015の情報を追加して行いました。
また事故車両からの救出が必要になった場合の基礎訓練として、ログロール法、ログリフト法に加え、救助者7名によるリフト、さらにヘルメットの扱いの練習を行いました。

シーズン開始を目前にして、全員が真剣かつ熱心に練習に取り組みました。
皆さまお疲れさまでした。今シーズンも安全な環境作りにご尽力下さい!

写真1:心肺蘇生と除細動
写真1:心肺蘇生と除細動

写真2:全身のけがの調査
写真2:全身のけがの調査

写真3:救助者7名によるリフト
写真3:救助者7名によるリフト






LSO定期講習会 (2016年第1回)2016年02月22日

日程:2016年2月20日(土)
会場:大田区池上会館(東京都大田区)
参加:14名

今年第1回目の定期講習会(LSO認定コース)を実施しました。

今回参加された方々は、サーキットでレースオフィシャル活動をしている方、二輪の競技会を主催している方、オートバイでツーリングを楽しんでいる方など、活動の背景がさまざまでした。
また今年も、ヤマハ発動機でテストライダーをされている方々の有志が参加され、実に豊富なメンバー構成となりました。

そして皆さんに最も共通する場面は、交通事故現場に遭遇した時の対応でした。
一体何をしたら良いのか分からない、自分に出来ることは?注意すべきことは?などの疑問に答えを見出したいという要望が聞かれました。

現場と傷病者への接触段階から、119番通報、救命処置、けがの観察や対応など、基本的な手当のステップに沿って実習を行いました。

私たちに出来ることは限られていますが、現場の第一応答者として傷病者の回復に少しでも貢献するために何が出来るかという疑問に、答えを見出しながらの一日でした。

次回は4月23日(土)を予定しています。
LSO定期講習会はどなたでもお申込みできますので、どうぞご参加ください。

写真1:心肺蘇生とAED訓練
写真1:心肺蘇生とAED

写真2:迅速なけがの調査
写真2:迅速なけがの調査

写真3:うつ伏せから、ログロールによる体位変換
写真3:ログロール(うつぶせから)




JMRC関東主催 応急手当実務講習会2016年02月23日

日程:2016年2月21日(日)
会場:機械振興会館(東京都)
受講者:25名
インストラクター:斉藤健一、中村由美子、渡辺直良(JMRC関東)、伊東和雄(LSO事務局)
JMRC関東事務局:工藤澄乃、平野和久

今年も応急手当実務講習会としてLSO認定コースを実施しました。

参加者はレース、ラリー、ダートラ、ジムカーナなど複数の競技種目でオフィシャル活動を行っている人が多く、それぞれ各競技の場面を念頭に置いた訓練を行いました。

一方、どのような競技種目でも、生命の危機に対する基本的な優先順位は変わりません。
実習では、救命の優先順位となる気道、呼吸管理、心肺蘇生とAED、止血とショック管理などの救命処置を練習、さらに迅速なけがの調査、脊椎損傷が疑われる傷病者の扱い方、ヘルメットの扱い方と注意点について練習しました。

練習にあたっては、JMRC関東所属のLSO公認インストラクターの協力を得て、各チームに丁寧な指導やアドバイスを行っていただきました。

JMRC関東の皆さま、一日お疲れさまでした。
今年も安全でエキサイティングなモータースポーツ活動を楽しんでください!

写真1:心肺蘇生とAED(チームに分かれて)
写真1:心肺蘇生とAED(チームに分かれて)

写真2:大腿止血点の圧迫
写真2:大腿止血点の圧迫

写真3:救助者7名によるリフト(脊椎損傷疑い)
写真3:救助者7名によるリフト



スポーツランドSUGO レスキュー講習会2016年02月29日

日 程:2016年2月27日(土)、28日(日)
会 場:スポーツランドSUGO ウィナーズサロン
参加者: 46名 (27日/20名、28日/26名)

スポーツランドSUGOの主催によりLSO認定コースが実施されました。
土曜日はスタッフ対象、日曜日はオフィシャルの方々対象で、合計46名が参加しました。

この講習は毎年恒例となっており、新規受講の方と復習参加の方がいっしょにチームを組んで練習に取り組みました。

SUGOは国際レーシングコースに加え、カートコース(西コース)、モトクロスコース、トライアルコースがあり、二輪、四輪とも多彩な種目を開催しているサーキットです。

救命処置やけがの手当の基本は同じですが、二輪と四輪の双方でオフィシャル活動をしている人が多いため、それぞれの環境を想定しながら練習を行いました。
特に二輪競技では、写真3にあるように、うつ伏せで倒れている傷病者の体位変換(ログロール)が必要になる場合があります。練習では各チームに分かれて注意点を確認したり話し合ったりしながら行いました。

シーズンが始まると各カテゴリーでの救出訓練が行われますが、それらに共通する基本動作や注意点などをしっかりと学び、確認しました。

写真1:心肺蘇生とAED
写真1:心肺蘇生とAED

写真2:直接圧迫による止血
写真2:直接圧迫による止血

写真3:うつ伏せからのログロール練習
写真3:うつぶせからのログロール練習










このブログについて

LSOは1993年創設以来、年2回のニュースレターとしてLSOメールを発行してまいりました。しかしこの20年間でインターネットやメールなど電子媒体の利便性が大きく向上し、即時性、双方向性、コスト面、そして紙面の制約を受けないなど、多くの利点が発揮されるようになりました。LSOでもこの利点を生かし、2012年7月から、安全活動や講習リポートなどをブログでお知らせすることにいたしました。
なお紙媒体のLSOメールはしばらく休刊し、今後はブログをメインにした活動報告を行って行く予定でおります。

LSOホームページ
http://www.ne.jp/asahi/master/lso/

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