Life Supporting Award 表彰のご紹介2023年08月28日

LSOが実施している認定プログラム 「Life Supporting First Aid」 を修了された方が、けがや急病人に対し、手当てを行った善意と勇気を賞賛するものです。

LSO定期講習会に参加された方から、応急手当実施のご報告をいただきました。大きな事故で出来ることが限られる状況の中、安全に配慮しながら行なった勇気ある救助活動の概要をご紹介します。

1.手当実施者:横田さん、高田さん、他2名

2.手当て実施日:2023年 7月 22日 午後

3.場所:栃木県茂木町 県道

4.傷病者の概要:大型トレーラーと正面衝突し負傷した軽自動車の乗員4名

5.手当ての概要:
事故発生から3〜5分後くらいに通りがかり、救助活動を始めた。その場にいた人に救急車を頼んだか聞いたところ連絡済みとのこと。
自力で車外に出て路上に転がっていた傷病者が炎天下の道路上で暑いと訴えていたため、クルマから毛布を出して下に敷き遮熱、また本人の希望に応じ氷と水で足を冷やした。車内にいる傷病者は、目を合わすことはできたが会話が出来ない状態のため、動かさない方が良いと考え、冷たいペットボトルを足の上に置き、そのまま車内に留まらせた。4人で協力し傷病者を励まし続け、遭遇から7〜8分後に救急隊が到着し引き継いだ。

事務局コメント:
大きな事故に遭遇したとき、いったい何が出来るのか途方に暮れてしまいます。そのような状況の中で、毛布による遮熱、持っていた氷やペットボトルにより炎天下の暑熱から傷病者を守りながら、励ましの声をかけ続けた。何よりそうした現場で協力者となる善意と勇気はすばらしいです。
ご本人達からは、自分たちの活動が役立ったかはわからないが、傷病者が助かってくれることを祈っていますとのことでした。救助活動ほんとうにご苦労さまでした。

Life Supporting Award


LSO定期講習会 (2018年第4回)2018年10月16日

日程:2018年10月14日(日)
会場:大田区池上会館(東京都大田区)
参加:8名

今回の参加者も二輪、四輪、そして競技に参加されている方など、多彩なバリエーションでした。
またLSOインストラクターの川口さん(ヤマハ発動機所属)が、自身の復習を兼ねて参加しました。

講習はLSO認定プログラムに沿って、事故現場を想定した安全確保や感染防止、そして生命にかかわるサインの確認と救命処置、止血やけがの調査などを実施しました。
さらに脊椎損傷が疑われる傷病者の対応方法、ヘルメットの扱い方を実習で行いました。

事故現場の第一応答者として何が出来るかを考えながら、皆さんが熱心に練習に取り組みました。

次回は1月12日(土)を予定しています。
会場は東京都大田区にある池上会館です。
どなたでもお申込みできますので、どうぞご参加ください。

写真1:心肺蘇生とAEDの使用
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:救助者7名によるリフト
写真2:救助者7名によるリフト

写真3:ヘルメットの扱い方
写真3:ヘルメットの扱い方





日本集団災害医学会セミナーに参加2015年01月26日

日 程: 2015年1月25日(日)
会 場: 国立病院機構 熊本医療センター(熊本県)
参加者: 4名(オートポリス)、1名(LSO事務局)

日本集団災害医学会が主催する災害セミナーに、オートポリスから4名のスタッフが参加してきました。うち2名は常勤のメディカルセンター看護師、2名は安全管理担当者です。
医療施設に従事する人を想定した訓練ですが、医療資格を問わず全職種を対象としています。

研修は朝から日暮れまでたっぷり一日かけて講義、実習、ワークショップを行います。
内容は、災害の基本知識に関する講義に続き、多数の傷病者に搬送や治療の優先順位を決めるトリアージ訓練(写真1)、実際の災害時を想定し時系列で対応を話し合う机上ワークショップ(写真2)を行いました。

オートポリスから参加した4名の方々からは、サーキットの利用者や観客などから多数傷病者が発生するような事態に対応するための基本知識と実技を学ぶたいへん良い機会で、他のサーキットにもぜひお奨めしたいとの感想でした。

医療資格のない人でも参加できる貴重な訓練で、多くのボランティア指導者からていねいに指導してもらったり、実際のトリアージタグをふんだんに使用するなど、施設の安全管理者にもたいへん有意義な訓練だと感じました。

写真1:トリアージ訓練
写真1:トリアージ訓練

写真2:机上シミュレーションワークショップ
写真2:机上訓練ワークショップ





善意と勇気ある行動に、Life Supporting Awardが授与されました。2012年07月27日

善意と勇気ある行動に、Life Supporting Awardが授与されました。
応急手当ご苦労さまでした。けがの早期回復をお祈りします。
受賞者:工藤澄乃さん、平野和久さん
日時:2012年7月7日 14時頃
場所:茨城県 レーシングカート場
事故と手当ての概要:
カートに乗車中の友人の左手が、左リヤタイヤに接触。グローブが後方に転がり、その後何かに乗り上げた様にマシンがガクンっとなり停止。
すぐに駆け寄ると、左手の甲の中指の付け根(グーにすると骨が出っぱる所)の皮膚が裂け、白いものが見える状態。血も出ていた。
本人は、骨折しているかもしれないと慌てた様子で、救急車を要望した。
救急車を待つ間、持っていたガーゼで止血し、包帯で患部が動かないように固定した。
会場にいた他の方々も救護に協力的で、救急車が来るまで傷病者のサポートをしていただきました。
その後救急隊に手当てを引き継ぎ、救急車同乗にて病院へ搬送した。


このブログについて

LSOは1993年創設以来、年2回のニュースレターとしてLSOメールを発行してまいりました。しかしこの20年間でインターネットやメールなど電子媒体の利便性が大きく向上し、即時性、双方向性、コスト面、そして紙面の制約を受けないなど、多くの利点が発揮されるようになりました。LSOでもこの利点を生かし、2012年7月から、安全活動や講習リポートなどをブログでお知らせすることにいたしました。
なお紙媒体のLSOメールはしばらく休刊し、今後はブログをメインにした活動報告を行って行く予定でおります。

LSOホームページ
http://www.ne.jp/asahi/master/lso/

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