インストラクター アップデートセミナー2024 ― 2024年02月08日
日程 2020年2月3日(対面)、2月4日(リモート)
参加 93名
LSOが採用している認定プログラム(LSFA)のインストラクターを対象としたアップデートセミナー2024が開催され、LSOインストラクター15名が参加しました。
インストラクターセミナーは毎年2月に開催されていますが、新型コロナ感染症の流行により、対面での開催は2020年以来の4年ぶりとなります。
今年は2月3日に対面で開催、4日にリモートで開催となりました。
今年のセミナー概要は以下の通りです。
1.統計データアップデート
人口動態統計、不慮の事故、SIDSと保育中の突然死
2.国際合意およびJRC蘇生ガイドライン情報アップデート
3.講習関連
感染対策の継続方法、ハイブリッド講習について
4.その他最新情報
オートショックAED、新型AEDトレーナー、脳梗塞治療の最新情報
上記のように課題が盛り沢山でしたが、参加したインストラクター全員が精力的に情報をアップデートし、意見交換を行いました。
また日本でも普及が始まっている「オートショックAED」については、最新機種の情報を確認したあとに、オートショックモード対応の訓練機を用いて作動確認や心肺蘇生との組み合わせを実施しました。
このセミナーはLSFAインストラクター資格者のみが対象なので、一般の方は参加できませんが、ぜひ皆さまもLSO講習に参加し、インストラクターから最新情報とスキルを習得してください。お待ちしております!
写真1:最新データのアップデートと意見交換
写真2:オートショック対応の訓練機を比較検討
写真3:心肺蘇生とオートショックAEDを組み合わせた実技
「緊急時の応急手当と事故防止」普及キャラバン NISMO FESTIVAL 2023 ― 2023年12月04日
開催日: 2023年12月3日(日)
会場: 富士スピードウェイ (パドック側)
担当: 伊東和雄(LSO事務局)、中村優一(NDC東京/JMRC関東)
コロナ禍からの再開2年目。好転にも恵まれ、今年は昨年よりさらに多くの来場者が戻って来た印象で、会場内は常に大賑わいでした。また、従来からのコアなニスモファンに加え、近年は家族連れの来場者が増加していると感じました。
今年もLSOブースでは下記の展示を行いました。
1.AED操作体験コーナー
人形とAEDトレーナー(フィリップス社製FR2)を2セット準備し、操作体験を行う
2.ビデオ上映&AED人形展示
応急手当のビデオを上映。人形+AEDトレーナー(日本光電社製)をブース前面に展示
3.パネル展示コーナー
LSOの活動主旨および、オフィシャルスポンサーを紹介
LSOの認定プログラム内容をパネル展示
JMRC関東のレスキュー講習(2023年4月実施)の写真を展示
4.モータースポーツ・レスキュー活動紹介コーナー
バックボードを使用し全身大の人形にて車両から救出時の様子を紹介
KEDを使用し着座状態で車両からの救出時の脊椎運動制限を展示
四輪レース用ヘルメット&FHRを装着した人形を展示
AED体験コーナー来訪者は103名、うち52名がAED操作体験を行いました。
朝方からコンスタントに希望者が訪れ、AED操作体験をしながら疑問点を質問して来る方が多かったです。AED操作の来訪者は家族連れが多く、親がこどもに操作を教えたり、反対にこどもが祖父母に教えるというシーンが良く見られました。
また、すでにAEDの存在を知っていて、必要だが使ったことがなく不安という方、 あるいは講習を受けたことがあるが忘れてしまったという方も複数いました。
レスキュー展示は、人形の写真を撮っていく人が多く見られ、モータースポーツの安全活動に興味がある方や、レースで事故発生時の活動について質問して来られる人が複数いました。
今年は本当に来場者が多い印象で、AEDや安全活動に興味を持つ方も多く、このような普及の機会をご提供いただいていることに、改めて感謝致します。
写真1 LSOブース全景
写真2 AED操作体験
写真3 レスキュー展示
TGRラリーチャレンジ in びわ湖 高島(第8戦) ― 2023年09月25日
日程: 2023年9月23日〜24日
会場: 滋賀県高島市内(メイン会場:今津総合運動公園)
当該ラリーシリーズにおいては、7月に宮城県で行われた第6戦利府大会を視察したところですが、今回はもう少し踏み込んだご協力をさせていただくために、LSOインストラクター2名でラリーの全スケジュール運営に参加しました。
土曜日の午前中には競技長やFIVメンバーなど主要なオフィシャルの方々と安全に関わるミーティングを一時間ほど行いましたが、活発な意見交換や質問が出され、安全に関する皆さんの意識の高さをうかがい知ることが出来ました。
また今回はLSOから1名がFIVにも乗車し、オフィシャルの方々と一緒にSSスタート地点で待機しましたが、幸い大きな事故もなく、競技中の出動はありませんでした。
当ラリーは初心者を対象とした競技のためSS区間も短めに設定され、危険箇所にはコーションマークを設置したり、事故の確率の高い区間は競技区間に設定しないなど、安全対策が徹底されています。
またベテランのラリー経験者がアドバイザーとして参加し、シートベルトの緩み防止など安全に関わる指導を丁寧に行っていました。
このように、初心者を安全にラリー競技へ導入できるよう様々な工夫が施されているため、参加希望者も多く、今回は96台の申込みがあった中での90台フル参加でした。
次回は第9戦富士山すその大会に参加予定です。
実戦を通してラリーの安全体制に少しでも協力出来ればと考えています。
写真1:ブリーフィング後の記念撮影
写真2:FIV待機(SSスタート地点)
TGRラリーチャレンジ in 利府(2023 Round 6) ― 2023年07月25日
日程: 2023年7月23日
会場: 宮城県内(HQ:利府町グランディ21)
主催者からお声がけをいただき、3年ぶりにラリー競技を視察しました。
TGRラリーチャレンジ2023は北海道から九州まで年間11回開催されますが、全日本戦や地方戦と違い初心者を対象とした競技のため、参加しやすいスケジュールやSS距離の短縮など安全面の配慮をしたり、ギャラリーステージを設けるなど、ラリーを楽しんでもらえる仕掛けが随所に見られました。
またHQが置かれたスタート&ゴール地点ではイベントが併催され、車両展示や飲食店の出店など、地域からも多くの来場者で賑わっていました。
ラリー前日には初参加のメンバーに義務付けられているマナー講習会が行われ、ロードマップの見方や、必要な安全装備、緊急時の対応などについて細かく解説を行っていました。
開催前日にスペシャルステージ(SS)のコース確認に同行させていただきましたが、開催地の利府町によりコース上およびコース脇の整備が施されていました。また開会式では利府町長自らが挨拶されるなど、町を上げての歓迎ムードを感じました。
安全面では3か所あるSSのスタート地点にFIV(緊急対応チーム)が配置され、トラッキング(競技車両の位置情報監視)チームとの連携が取られて迅速かつ確実な救助活動が出来る体制が築かれていました。
しかしラリー競技はサーキットで行うレースと違い、救助活動の第一応答者が次の走行チームになります。
今回あらためて、主催者や参加クルーなどすべての方々にLSOの安全講習に来ていただきたいと強く感じました。
写真1:初参加のメンバーを対象としたマナー講習
写真2:ラリー開会式
写真3:SSスタート地点の様子
写真4:全車両の位置情報を監視するトラッキングサービス
LSOインストラクター養成コース(ITC) ― 2023年03月06日
日程:2023年2月28日〜3月4日(4日間)
会場:スポーツランドSUGO
参加:3 名
スポーツランドSUGOでLSOインストラクター養成コースを実施しました。SUGOでは毎年3月にオフィシャル対象と社員対象のレスキュー&ファーストエイド講習会を実施しています。今回インストラクター資格を取得された3名の方々はSUGOの社員として毎年講習会に参加し、第一応答者として必要な知識やスキルを維持されていますが、今後は指導スタッフとしての役割を担うことになります。
インストラクターコースでは4日間で救命処置の科学的根拠や、スキルのグレードアップ、そして指導方法などの訓練を行いました。
年に1回の講習に加え、日常的な復習や関係者のスキル維持など、サーキット全体の安向上に貢献されることが期待されます。
写真1:プレゼンテーション訓練
写真2:実技指導訓練(CPR)
写真3:実技指導訓練(AED)
LSOインストラクター養成コース(ITC) ― 2022年12月27日
日程:2022年12月21日〜23日、26日(4日間)
会場:日本自動車大学校
参加:2名
LSOオフィシャルスポンサーの日本自動車大学校(NATS)でインストラクター養成コースを実施しました。当校では1年生の授業でCPR短期講習を行い、3年生の授業ではLSO認定取得講習を実施しています。
今回は来年度から担当される2名の先生がインストラクター資格を取得しました。
学生の皆さんは自動車整備はもちろん、オートバイ実習やモータースポーツ活動、そして実際のレースイベントにメカニックとして参加する実習も行っています。
日常的な緊急時の救命処置に加え、そうした活動の中で起こりうるけがや急病の手当てを指導出来るよう、4日間集中して取り組みました。
写真1:プレゼンテーション訓練(CPR)
写真2:実技指導訓練(CPRとAED)
写真3:脊椎運動制限(スパインボードを使用)
写真4:ヘルメットの取り扱い(人形を使用)
「緊急時の応急手当と事故防止」普及キャラバン NISMO FESTIVAL 23rd ― 2022年12月05日
開催日: 2022年12月4日(日)
会場: 富士スピードウェイ (パドック側)
担当: 伊東和雄(LSO事務局)、中村優一(NDC東京/JMRC関東)
コロナ禍により2019年を最後に開催見送りとなっていたイベントが3年ぶりに開催となりました。
終日好天に恵まれ、日中は12月とは思えないような暖かさになり、久しぶりの開催を待ち受けていた多くの来場者で賑わいました。
LSOも3年ぶりに応急手当普及ブースを出展しました。
従来、当イベントはコアなニスモファンの集まりという印象でしたが、近年は家族連れの割合が顕著に増加しています。特にLSOのブースでは、こどもたちが主役という印象が強かったです。
LSOブースの展示内容は以下の通りです。
1.AED操作体験コーナー
人形とAEDトレーナー(フィリップス社製FR2)を2セット準備し、操作体験を行う
2.ビデオ上映&AED人形展示
応急手当のビデオを上映。また日本光電製AEDトレーナーを人形にセットし、ブース前面に展示
3.パネル展示コーナー
LSOの活動主旨および、オフィシャルスポンサーを紹介
LSOの認定プログラム内容をパネル展示
JMRC関東のレスキュー講習(2022年4月実施)の写真を展示
4.モータースポーツ・レスキュー活動展示コーナー
バックボードを使用し全身大の人形にて車両から救出時の様子を紹介
KEDを使用し着座状態で車両からの救出時の脊椎運動制限を展示
AED体験コーナー来訪者は98名、うち67名がAED操作体験を行いました。
朝方の来訪者はあまりいませんでしたが、10時を過ぎた頃から家族連れがAEDの操作と説明を求めて多く訪れて来ました。さらに午後には家族連れに加え、友人同士や個人などいろいろな方が体験して行きました。
AEDはすでに多くの人々に知れ渡っていますが、まだまだ触ったことがない人が多く、このような操作体験の提供は社会全体にとっても重要な活動と感じました。
また通りがかりでレスキュー展示人形を見ながら、サーキットでの救助活動の話をしたり、写真を撮って行く人もよく見受けられました。
3年ぶりにこのようなファンサービスを復活され、私たちにも再び機会を提供いただいた主催者に感謝いたします。
写真1:LSO普及テントの全景
写真2:レスキュー&AEDの人形展示
写真3:AED操作体験の様子
LSOの新リーフレットの配布を開始 ― 2022年11月28日
LSOが普及する安全講習を啓蒙するため、新しいリーフレットを作成しました。
体裁はA5版見開き4ページ、内容は下記のイメージ写真の通りです。
今回は見開き全面に認定システムや講習内容、教材などを紹介し、LSO講習のプログラム内容が分かりやすく紹介されています。
また表4(裏表紙)にはLSOオフィシャルサイト、構成会員サーキットやオフィシャルスポンサーをご紹介しています。
当リーフレットは11月半ば頃から、LSO構成会員である主要サーキットに設置していますので、サーキットへ行かれる際にはぜひお手に取ってご覧ください。
表紙と裏表紙
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