LSFAインストラクター アップデートセミナー2015 ― 2015年02月03日
日程 2015年2月1日(日)
会場 大田区池上会館 第一会議室
参加 40名
会場 大田区池上会館 第一会議室
参加 40名
LSOが採用している認定プログラム(LSFA)のインストラクターを対象とした、アップデートセミナーが今年も東京で開催されました。
LSFAプログラムはLSOの他に一般成人向けと小児専用コースがあります。今回は全国から40名のインストラクターが参加し、LSOインストラクターは14名が参加しました。
今年はLSFAプログラムを医学監修していただいている荻野隆光先生(川崎医科大学救急医学教授)に、「応急手当と救急医療の連携」というテーマで講演していただきました。
救命センターでの治療の様子や、ドクターヘリでの活動の様子、また現場の生々しい映像を見せてもらい、医師が現場へ出向いて命を助けようとする姿が印象的でした。私たちも現場に居合わせた第一応答者として、もっともっと応急手当を啓蒙していかなければならないと感じました。
救命センターでの治療の様子や、ドクターヘリでの活動の様子、また現場の生々しい映像を見せてもらい、医師が現場へ出向いて命を助けようとする姿が印象的でした。私たちも現場に居合わせた第一応答者として、もっともっと応急手当を啓蒙していかなければならないと感じました。
インストラクターからの研究発表では、ラグビーのトレーナーとして活動している大木さんから「スポーツ現場における脳震盪」というテーマで研究発表がありました。脳震盪が疑われた時に使用するSCAT2を実際にやってみたり、ラグビーやアメリカンフットボールで起こった脳震盪の映像を見たり、また脳震盪を繰り返した選手が何年、何十年経った後にどうなるかという課題にも触れました。荻野先生からは、受傷直後のことだけでなく、競技復帰からその後の人生まで考えるなど、これほど深く脳震盪を研究した例に触れたのは初めてという評価が出されていました。
私たちも、今まで脳震盪を軽く見すぎていたという反省を持ちながら話を聞かせてもらいました。
私たちも、今まで脳震盪を軽く見すぎていたという反省を持ちながら話を聞かせてもらいました。
脳震盪への対応は、モータースポーツにも重要な課題です。機会があったらぜひモータースポーツ関係者を対象にこのプレゼンテーションをしていただきたいと思いました。
写真1:荻野先生から講演と発表の助言をいただきました

写真2:「スポーツ現場における脳震盪」の発表の様子

筑波サーキット ファーストエイド&レスキュー講習会 ― 2015年02月05日
日程:2015年2月3日(火)
会場:筑波サーキット PITビル2階VIPルーム
参加:34名
会場:筑波サーキット PITビル2階VIPルーム
参加:34名
筑波サーキットでは毎年恒例となった講習会ですが、今年は常勤スタッフに加えコースや技術マーシャルの方々の参加もあり、総勢34名で行いました。
訓練は、コースサイドの観客席にけが人がいるとの想定で現場の安全確保や協力要請、そして傷病者への接触方法から開始し、意識不明者への対応、心肺蘇生とAED使用、止血とショック管理、けがの確認方法の練習を行いました。
さらにコース上で発生した事故への対応として、脊椎損傷が疑われるドライバーやライダーの扱い方、ヘルメットの扱い方の訓練を行いました。
半数近くが新人スタッフだったため、サーキット経験が豊富で毎年訓練に参加しているベテランスタッフからも、細かく指導を受けていました。
職員やオフィシャルが協力してサーキットの利用者を守ろうという意欲がとても感じられる訓練でした。
写真1:大腿止血点の圧迫

写真2:全身のけがの調査(迅速な観察)

写真3:ヘルメットの扱い方

LSO定期講習会 (2015年第1回) ― 2015年02月16日
日程:2015年2月14日(土)
会場:大田区池上会館(東京都大田区)
参加:15名
会場:大田区池上会館(東京都大田区)
参加:15名
今年第1回目の定期講習会です。
2月はモータースポーツやツーリングなどのシーズンオフということもあって、一年で一番参加者が多くなります。
また、毎年この時期にはヤマハ発動機の二輪愛好家メンバーが参加され、今年も6名が練習に来られました。さらに今回は、現役時代にLSOの副理事長と運営委員長を担っていただいていた土屋一正氏が参加し、最初にご挨拶をお願いしました。
などなど、久しぶりに賑やかなメンバーでの定期講習となりました。
2月はモータースポーツやツーリングなどのシーズンオフということもあって、一年で一番参加者が多くなります。
また、毎年この時期にはヤマハ発動機の二輪愛好家メンバーが参加され、今年も6名が練習に来られました。さらに今回は、現役時代にLSOの副理事長と運営委員長を担っていただいていた土屋一正氏が参加し、最初にご挨拶をお願いしました。
などなど、久しぶりに賑やかなメンバーでの定期講習となりました。
二輪関係のかたがほとんどだったので、訓練は単独転倒した傷病者の想定から始まり、気道管理、心肺蘇生、AED、止血、ショック管理の練習、さらに重大なけがや脊椎損傷が疑われる傷病者への注意点、体の扱い方、ヘルメットの扱い方を練習しました。
皆さまが熱心に取り組み、とても充実した訓練となりました。
皆さまが熱心に取り組み、とても充実した訓練となりました。
次回は4月19日(日)を予定しています。
LSO定期講習会はどなたでもお申込みできますので、どうぞご参加ください。
LSO定期講習会はどなたでもお申込みできますので、どうぞご参加ください。
写真1:心肺蘇生とAED

写真2:全身のけがの調査

写真3:ログロール法

JMRC中部 レスキュー講習会 ― 2015年02月16日
日時:2015年2月15日(日) 9:00〜17:00
会場:鈴鹿サーキット ピットビル2Fホスピタリティラウンジ(三重県鈴鹿市)
受講者:38名
会場:鈴鹿サーキット ピットビル2Fホスピタリティラウンジ(三重県鈴鹿市)
受講者:38名
毎年恒例のレスキュー講習です。
F1や大きなレースイベントの時にホスピタリティラウンジとして使用される部屋を使用して「贅沢な会場」で講習を行いました。ただ、グランドスタンド正面なので、防音設備とはいえレーシングカーが通ると魅力的なサウンドが聞こえてくるので、集中力維持が必要です。
参加者の多くは、ラリー、ダートラ、ジムカーナの主催やオフィシャル活動をしている方々です。
最初の事故現場は、パドックエリアで誰かが倒れているとの想定で、直近のオフィシャルが駆けつけ、安全確保や傷病者の観察を行い、救急車の必要性を判断する練習を行いました。
その後に救命処置が必要になった場合の体位管理や心肺蘇生、AED使用、そして止血とショック管理、全身のけがの調査を練習しました。
最初の事故現場は、パドックエリアで誰かが倒れているとの想定で、直近のオフィシャルが駆けつけ、安全確保や傷病者の観察を行い、救急車の必要性を判断する練習を行いました。
その後に救命処置が必要になった場合の体位管理や心肺蘇生、AED使用、そして止血とショック管理、全身のけがの調査を練習しました。
車両から救出が必要になった場合の基礎訓練として、ログロール法、ログリフト法に加え、救助者7名によるフラットリフト、さらにヘルメットの扱いの練習を行いました。
写真1:上腕止血点の圧迫

写真2:迅速なけがの調査

写真3:救助者7名によるリフト

鈴鹿サーキット LSOインストラクター養成コース ― 2015年02月23日
日程:2015年2月18日〜20日
会場:鈴鹿サーキット コントロールタワー内会議室
参加:2名
会場:鈴鹿サーキット コントロールタワー内会議室
参加:2名
LSOインストラクター養成コースを行い、鈴鹿サーキットで新たに2名のインストラクターが認定されました。
LSOの認定コースは全国主要サーキットで行われており、サーキットのスタッフがインストラクター資格を取得されることで、講習の普及や質の向上が期待されます。
知識やスキルの習得はもちろんですが、指導方法や科学的背景など、インストラクターとして学ぶことはたくさんあります。朝9時から夜8時までを3日間というハードなスケジュールでしたが、2人ともモチベーションを維持し続け、最後までやり遂げました。
社会とモータースポーツの安全のために、ご活躍を期待しております!
写真1:指導練習:心肺蘇生

写真2:スキル練習:固定具の装着

JMRC関東 応急手当実務講習 ― 2015年02月23日
日程:2015年2月22日(日)
会場:機械振興会館(東京都)
受講者:29名
会場:機械振興会館(東京都)
受講者:29名
インストラクター:斉藤健一、中村由美子(JMRC関東)、伊東和雄(LSO事務局)
協力:工藤澄乃、平野和久、木原孝仁(JMRC関東)
毎年恒例のJMRC関東主催講習が行われました。
今年は、いつも利用している会場が改装工事のため小さめの部屋となり、事務局や参加者各位の協力で会場設営の準備や片づけをしながら実施しました。
JMRC関東とはモータースポーツジャパンでも共同ブースを運営していますが、有志の方々が熱心に協力され、安全は皆で築くものという意識が強く感じられます。
講習ではJMRC関東に所属するインストラクターに実習のデモンストレーションやコーチ役を担当していただきました。
シーズンインを間近に控えて、安全確保や緊急時の手当てなど重要なスキルを練習しました。
シーズンインを間近に控えて、安全確保や緊急時の手当てなど重要なスキルを練習しました。
写真1:心肺蘇生と除細動

写真2:全身のけがの調査

写真3:救助者7名によるリフト

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