「緊急時の応急手当と事故防止」普及キャラバン NISMO FESTIVAL 2023 ― 2023年12月04日
開催日: 2023年12月3日(日)
会場: 富士スピードウェイ (パドック側)
担当: 伊東和雄(LSO事務局)、中村優一(NDC東京/JMRC関東)
コロナ禍からの再開2年目。好転にも恵まれ、今年は昨年よりさらに多くの来場者が戻って来た印象で、会場内は常に大賑わいでした。また、従来からのコアなニスモファンに加え、近年は家族連れの来場者が増加していると感じました。
今年もLSOブースでは下記の展示を行いました。
1.AED操作体験コーナー
人形とAEDトレーナー(フィリップス社製FR2)を2セット準備し、操作体験を行う
2.ビデオ上映&AED人形展示
応急手当のビデオを上映。人形+AEDトレーナー(日本光電社製)をブース前面に展示
3.パネル展示コーナー
LSOの活動主旨および、オフィシャルスポンサーを紹介
LSOの認定プログラム内容をパネル展示
JMRC関東のレスキュー講習(2023年4月実施)の写真を展示
4.モータースポーツ・レスキュー活動紹介コーナー
バックボードを使用し全身大の人形にて車両から救出時の様子を紹介
KEDを使用し着座状態で車両からの救出時の脊椎運動制限を展示
四輪レース用ヘルメット&FHRを装着した人形を展示
AED体験コーナー来訪者は103名、うち52名がAED操作体験を行いました。
朝方からコンスタントに希望者が訪れ、AED操作体験をしながら疑問点を質問して来る方が多かったです。AED操作の来訪者は家族連れが多く、親がこどもに操作を教えたり、反対にこどもが祖父母に教えるというシーンが良く見られました。
また、すでにAEDの存在を知っていて、必要だが使ったことがなく不安という方、 あるいは講習を受けたことがあるが忘れてしまったという方も複数いました。
レスキュー展示は、人形の写真を撮っていく人が多く見られ、モータースポーツの安全活動に興味がある方や、レースで事故発生時の活動について質問して来られる人が複数いました。
今年は本当に来場者が多い印象で、AEDや安全活動に興味を持つ方も多く、このような普及の機会をご提供いただいていることに、改めて感謝致します。
写真1 LSOブース全景

写真2 AED操作体験

写真3 レスキュー展示

LSO定期講習会 (2023年 第4回) ― 2023年12月14日
日程:2023年12月9日(土)
会場:大田区池上会館(東京都大田区)
受講者:4名
担当:伊東和雄(LSO事務局)、内田孝一、一桝晃伸(LSOインストラクター)
今回は参加者のうち2名が二輪、2名が四輪関係で活動されている方々でした。
実習では二人ずつ2チームにわかれ、それぞれに内田インストラクター、一桝インストラクターがついて丁寧な指導を行うことができました。
現場の安全確保や救命処置に加え、救急車が必要と思われるけが人に対して迅速にけがを調べる訓練を行い、さらに首や背骨の損傷が疑われる傷病者への注意点と対応方法を学びました。
また今回は、アライヘルメット様およびSHOEI様から訓練用に新しくご提供いただいたヘルメットを使用して、四輪競技で使用しているFHR(HANS)や二輪で使用しているエマージェンシータブ(EQR)、ヘルメットリムーバーのメカニズムや使用方法を確認しました。
次回(2024年第1回)は3月23日(土)に開催予定です。
定期講習会にはどなたでもお申込みできますので、どうぞご参加ください。
開催予定、申込み方法など、詳しくはLSOオフィシャルサイトをご覧ください。
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:迅速なけがの調査

写真3:バックボードを使用した脊椎運動制限(SMR)

写真4:四輪競技で使用されるヘルメットとFHR

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