日本ミシュランタイヤ様 わくわくフィスティバル ― 2025年06月20日
開催日 :2025年6月13日(金)
会場 :日本ミシュランタイヤ株式会社(群馬県太田市)
担当・報告 :渡辺直良(LSOインストラクター)
LSOオフィシャルスポンサーとして安全活動にご支援をいただいている日本ミシュランタイヤ株式会社様の社内イベントとして実施された「わくわくフィスティバル」の会場で、AED体験コーナーを展開させていただきました。
実施内容は、心肺蘇生訓練用のダミー人形と、AED練習機を2セット用意し、簡単な動画解説と手順を紹介した資料をもとに、電源を入れてからショックボタンを押すまでの手順を体験してもらいました。
また実際の使用にあたって起こる様々なシチュエーションや、質問事項への回答を行いました。
今回初めてAEDの操作体験された方も多く、操作体験を通してTVニュース等から受けていた情報や印象とは少し異なっていたとのご意見もありました。
AED操作は自分でできるようになりそうだとのコメントを多くいただきましたが、心臓マッサージについては、やはり長く続けるのは大変だなとの実感コメントを複数いただきました。
このような機会をご提供いただき、また親切にサポートいただいた日本ミシュランタイヤの皆様に感謝いたします。
写真1_心肺蘇生とAED体験

写真2_参加者からの質問に回答

LSFAインストラクター アップデートセミナー2025 ― 2025年02月07日
日程 2025年2月1日(リモート)、2月2日(対面)
参加 92名
LSOが採用している認定プログラム(LSFA)のインストラクターを対象とした「アップデートセミナー2025」が開催され、参加92名のうちLSOから25名のインストラクターが参加しました。
インストラクターセミナーは認定コース指導に必要な最新の知識やスキルをアップデートするため毎年開催されており、今年も熱気のある研修が展開されました。
また従来は対面セミナーのみでしたが、コロナの流行以降リモートセミナーが加わることで、遠路のインストラクターも参加しやすくなりました。
今年のセミナー概要は以下の通りです。
1.統計データアップデート
1)人口動態統計:死因別、年齢別、不慮の事故、SIDS(2023確定数)
2)教育・保育施設事故報告
3)交通安全白書
2.国際ガイドライン変更の推移
2000→2005→2010→2015→2020→2025?
3.コロナ後のCPR訓練について
吹き込み練習の再開方法
4.その他関連情報アップデート
熱中症診療ガイドライン、ターニケット、オートショックAED
5.LSOの救出訓練プログラム「Extrication Basic」紹介
また今回はLSOが2年がかりで開発した救出訓練用プログラムの紹介とデモンストレーションを行いました。新プログラムのテキストはLSOホームページに掲載され、QRコードで動画が参照できるようになります。プログラムは間もなく公開予定です。
このセミナーはLSFAインストラクター資格者のみが対象なので一般の方は参加できませんが、ぜひ皆さまもLSO講習に参加し、インストラクターから最新情報とスキルを習得してください。お待ちしております!
写真1:講義とディスカッション

写真2:LSOの新プログラム紹介

写真3:ターニケット使用方法の確認

「緊急時の応急手当と事故防止」普及キャラバン NISMO FESTIVAL 2024 ― 2024年12月04日
開催日: 2024年12月1日(日)
会場: 富士スピードウェイ (パドック側)
担当: 伊東和雄(LSO事務局)、中村優一(LSOインストラクター/JMRC関東)
12月とは思えないような暖かさと好天に恵まれ、終日多くの来場者で賑わいました。メインイベントでは、今年でニスモチームを引退するロニー選手に加え、多くのゲストが登場しファンの声援に応えていました。一方近年は、こうしたコアなニスモファンに加え、家族連れの来場者の増加が著しいと感じました。
LSOブースでは下記の展示を行いました。
1. AED操作体験コーナー
人形とAEDトレーナーを2セット準備し、操作体験を行う。
2. ビデオ上映&AED人形展示
応急手当のビデオを上映。人形+AEDトレーナーをブース前面に展示。
3. パネル展示コーナー
・ LSOの活動主旨および、オフィシャルスポンサーを紹介
・ LSOが開発を進めている、救出訓練用プログラムの概要をパネル展示
・ JMRC関東のレスキュー講習(2024年4月実施)の写真を展示
4. モータースポーツ・レスキュー活動紹介コーナー
・ バックボードを使用し全身大の人形にて車両から救出時の様子を紹介
・ KEDを使用し着座状態で車両からの救出時の脊椎運動制限を展示
・ 四輪レース用ヘルメット&FHRを装着した人形を展示
AED体験コーナー来訪者は131名、うち66名がAED操作体験を行いました。
例年に比べても来訪者が多く、午前中からコンスタントにAED操作体験希望者が訪れていました。家族連れが最も多かったですが、友人同士や、高齢のご夫婦など、いろいろな方がAEDの操作を体験して行きました。
AEDの認知度は高いですが、救命講習へ参加した経験がなければ、一度も触ったことがない人がほとんどで、知らないと怖くて使えないという意見が多く聞かれました。この活動は引き続き必要性が高いと感じたところです。
レスキュー展示コーナーにおいては、昨年から開発を進めている救出訓練用プログラム 「Extrication Basic」の概要をパネル展示しました。このコーナーはレスキュー活動に興味ある人や、オフィシャルとして活動している人たちが立ち寄りますが、プログラムの概要説明をたいへん興味深く聞いていただき、プログラム公開を期待する声が多かったです。
関係者、来場者を問わず、多くの皆さんからモータースポーツ安全活動への理解とサポートをいただいていることに、あらためて感謝したいと思いました。
写真1:LSOブース全体正面

写真2:AED操作体験

写真3:AED体験コーナー

写真4:レスキュー紹介コーナー

LSOインストラクター養成コース(ITC) ― 2024年07月26日
日程:2024年7月22日〜25日(4日間)
会場:モビリティリゾートもてぎ タワー2階メディアセンター
参加:5名
今年のLSOインストラクター養成コースは、栃木県のモビリティリゾートもてぎで実施しました。
参加者5名のうち2名はもてぎ所属、3名はLSOオフィシャルスポンサーおよびJMRC関東から参加されました。
現在モビリティリゾートもてぎには4名のLSOインストラクターが在籍しており、定期的にLSO認定講習を開催していますが、今回は2名の若手インストラクターが加わることになります。
またJMRC関東においても現在5名のインストラクターが活動中ですが、今回若手インストラクターが加わることで、若い世代への対応を充実させる効果が期待されます。
4日間の養成コースにおいては、応急手当の背景知識やスキルに加え、プレゼンテーションや指導訓練などを精力的に行い、全員がLSO公認インストラクターとしての認定条件をクリアし資格を取得しました。
今後の講習において、さらなる充実と若返りが期待されるコースになりました。
写真1:プレゼンテーション練習

写真2:実技指導の練習(止血法)

写真3:ログロールとスクープストレッチャーの使用

写真4:二輪用ヘルメットリムーバーの取り扱い

インストラクター アップデートセミナー2024 ― 2024年02月08日
日程 2020年2月3日(対面)、2月4日(リモート)
参加 93名
LSOが採用している認定プログラム(LSFA)のインストラクターを対象としたアップデートセミナー2024が開催され、LSOインストラクター15名が参加しました。
インストラクターセミナーは毎年2月に開催されていますが、新型コロナ感染症の流行により、対面での開催は2020年以来の4年ぶりとなります。
今年は2月3日に対面で開催、4日にリモートで開催となりました。
今年のセミナー概要は以下の通りです。
1.統計データアップデート
人口動態統計、不慮の事故、SIDSと保育中の突然死
2.国際合意およびJRC蘇生ガイドライン情報アップデート
3.講習関連
感染対策の継続方法、ハイブリッド講習について
4.その他最新情報
オートショックAED、新型AEDトレーナー、脳梗塞治療の最新情報
上記のように課題が盛り沢山でしたが、参加したインストラクター全員が精力的に情報をアップデートし、意見交換を行いました。
また日本でも普及が始まっている「オートショックAED」については、最新機種の情報を確認したあとに、オートショックモード対応の訓練機を用いて作動確認や心肺蘇生との組み合わせを実施しました。
このセミナーはLSFAインストラクター資格者のみが対象なので、一般の方は参加できませんが、ぜひ皆さまもLSO講習に参加し、インストラクターから最新情報とスキルを習得してください。お待ちしております!
写真1:最新データのアップデートと意見交換

写真2:オートショック対応の訓練機を比較検討

写真3:心肺蘇生とオートショックAEDを組み合わせた実技

「緊急時の応急手当と事故防止」普及キャラバン NISMO FESTIVAL 2023 ― 2023年12月04日
開催日: 2023年12月3日(日)
会場: 富士スピードウェイ (パドック側)
担当: 伊東和雄(LSO事務局)、中村優一(NDC東京/JMRC関東)
コロナ禍からの再開2年目。好転にも恵まれ、今年は昨年よりさらに多くの来場者が戻って来た印象で、会場内は常に大賑わいでした。また、従来からのコアなニスモファンに加え、近年は家族連れの来場者が増加していると感じました。
今年もLSOブースでは下記の展示を行いました。
1.AED操作体験コーナー
人形とAEDトレーナー(フィリップス社製FR2)を2セット準備し、操作体験を行う
2.ビデオ上映&AED人形展示
応急手当のビデオを上映。人形+AEDトレーナー(日本光電社製)をブース前面に展示
3.パネル展示コーナー
LSOの活動主旨および、オフィシャルスポンサーを紹介
LSOの認定プログラム内容をパネル展示
JMRC関東のレスキュー講習(2023年4月実施)の写真を展示
4.モータースポーツ・レスキュー活動紹介コーナー
バックボードを使用し全身大の人形にて車両から救出時の様子を紹介
KEDを使用し着座状態で車両からの救出時の脊椎運動制限を展示
四輪レース用ヘルメット&FHRを装着した人形を展示
AED体験コーナー来訪者は103名、うち52名がAED操作体験を行いました。
朝方からコンスタントに希望者が訪れ、AED操作体験をしながら疑問点を質問して来る方が多かったです。AED操作の来訪者は家族連れが多く、親がこどもに操作を教えたり、反対にこどもが祖父母に教えるというシーンが良く見られました。
また、すでにAEDの存在を知っていて、必要だが使ったことがなく不安という方、 あるいは講習を受けたことがあるが忘れてしまったという方も複数いました。
レスキュー展示は、人形の写真を撮っていく人が多く見られ、モータースポーツの安全活動に興味がある方や、レースで事故発生時の活動について質問して来られる人が複数いました。
今年は本当に来場者が多い印象で、AEDや安全活動に興味を持つ方も多く、このような普及の機会をご提供いただいていることに、改めて感謝致します。
写真1 LSOブース全景

写真2 AED操作体験

写真3 レスキュー展示

TGRラリーチャレンジ in びわ湖 高島(第8戦) ― 2023年09月25日
日程: 2023年9月23日〜24日
会場: 滋賀県高島市内(メイン会場:今津総合運動公園)
当該ラリーシリーズにおいては、7月に宮城県で行われた第6戦利府大会を視察したところですが、今回はもう少し踏み込んだご協力をさせていただくために、LSOインストラクター2名でラリーの全スケジュール運営に参加しました。
土曜日の午前中には競技長やFIVメンバーなど主要なオフィシャルの方々と安全に関わるミーティングを一時間ほど行いましたが、活発な意見交換や質問が出され、安全に関する皆さんの意識の高さをうかがい知ることが出来ました。
また今回はLSOから1名がFIVにも乗車し、オフィシャルの方々と一緒にSSスタート地点で待機しましたが、幸い大きな事故もなく、競技中の出動はありませんでした。
当ラリーは初心者を対象とした競技のためSS区間も短めに設定され、危険箇所にはコーションマークを設置したり、事故の確率の高い区間は競技区間に設定しないなど、安全対策が徹底されています。
またベテランのラリー経験者がアドバイザーとして参加し、シートベルトの緩み防止など安全に関わる指導を丁寧に行っていました。
このように、初心者を安全にラリー競技へ導入できるよう様々な工夫が施されているため、参加希望者も多く、今回は96台の申込みがあった中での90台フル参加でした。
次回は第9戦富士山すその大会に参加予定です。
実戦を通してラリーの安全体制に少しでも協力出来ればと考えています。
写真1:ブリーフィング後の記念撮影

写真2:FIV待機(SSスタート地点)

TGRラリーチャレンジ in 利府(2023 Round 6) ― 2023年07月25日
日程: 2023年7月23日
会場: 宮城県内(HQ:利府町グランディ21)
主催者からお声がけをいただき、3年ぶりにラリー競技を視察しました。
TGRラリーチャレンジ2023は北海道から九州まで年間11回開催されますが、全日本戦や地方戦と違い初心者を対象とした競技のため、参加しやすいスケジュールやSS距離の短縮など安全面の配慮をしたり、ギャラリーステージを設けるなど、ラリーを楽しんでもらえる仕掛けが随所に見られました。
またHQが置かれたスタート&ゴール地点ではイベントが併催され、車両展示や飲食店の出店など、地域からも多くの来場者で賑わっていました。
ラリー前日には初参加のメンバーに義務付けられているマナー講習会が行われ、ロードマップの見方や、必要な安全装備、緊急時の対応などについて細かく解説を行っていました。
開催前日にスペシャルステージ(SS)のコース確認に同行させていただきましたが、開催地の利府町によりコース上およびコース脇の整備が施されていました。また開会式では利府町長自らが挨拶されるなど、町を上げての歓迎ムードを感じました。
安全面では3か所あるSSのスタート地点にFIV(緊急対応チーム)が配置され、トラッキング(競技車両の位置情報監視)チームとの連携が取られて迅速かつ確実な救助活動が出来る体制が築かれていました。
しかしラリー競技はサーキットで行うレースと違い、救助活動の第一応答者が次の走行チームになります。
今回あらためて、主催者や参加クルーなどすべての方々にLSOの安全講習に来ていただきたいと強く感じました。
写真1:初参加のメンバーを対象としたマナー講習

写真2:ラリー開会式

写真3:SSスタート地点の様子

写真4:全車両の位置情報を監視するトラッキングサービス

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