Life Supporting Award 表彰のご紹介 ― 2024年02月08日
LSOが実施している認定プログラム 「Life Supporting First Aid」 を修了された方が、けがや急病人に対し、手当てを行った善意と勇気を賞賛するものです。
毎年1月に開催している岡山国際サーキット主催LSO認定講習に参加されている安田さんから、応急手当実施のご報告をいただきました。安田さんはサーキットのオフィシャルとしても熱心に活動されている方ですが、今回は趣味の自転車でサイクリングをしている時に遭遇した、オートバイの事故現場での救助活動です。
1.手当実施者:安田 元さん
2.手当て実施日:2023年 11月 12日 12時半頃
3.場所:広島県内 県道59号線の山道
4.傷病者の概要:オートバイで転倒し胸と足を強打
5.手当ての概要:
山道でバイクがカーブを曲がりきれず歩道ブロックに接触転倒の事故が発生、そこにサイクリング中だった自分が遭遇(転倒の様子は見ていません。)
傷病者は男性1名、男女2名でのツーリング中でした。
事故直後だったので転倒者はうずくまっていて、同伴者は何をしていいかわからずただ慌てているように見えました。
“手当の訓練を受けてるので協力させてください”と言ったら落ち着いてもらえたので、うずくまっている方に様子を聞くと単独での転倒、痛い箇所は胸と足、バイクが壊れたので心も痛いです(笑)と、冗談も言えるほど大丈夫そうに見えましたが大事を取って救急車を呼ぶことにしました。
そこから警察、救急車が来るまでに協力してくれる方が1人加わってもらえたので落ちているバイクの部品の整理や後続車の指示をしていて同伴者に傷病者の様子を見てもらってましたが、胸がくるしい、気分が悪いと言われ、顔色も見る間に悪くなっていったので座っているのを楽になるなら寝たほうがいいと介助しながら寝て待っててもらいました。
どんどん様子が悪くなっているところに救急車が到着、救急隊員の方に様子を診てもらうと肺挫傷かもしれないのでドクターヘリの案件になると教えてもらえました。
そうしていると警察の方も到着し、状況を説明すると“後は任せてください、ご協力者ありがとうございました”と言われたので現場を後にしました。
事務局コメント:
ご本人からは、サーキットだと救急車もすぐ来るし、メディカルセンターも近いので安心できますが、救急車を待っている時間が長く感じて心細くなりましたとの感想をいただきました。そのような状況の中で積極的に声をかけ、協力した善意と勇気はすばらしいと感じました。

インストラクター アップデートセミナー2024 ― 2024年02月08日
日程 2020年2月3日(対面)、2月4日(リモート)
参加 93名
LSOが採用している認定プログラム(LSFA)のインストラクターを対象としたアップデートセミナー2024が開催され、LSOインストラクター15名が参加しました。
インストラクターセミナーは毎年2月に開催されていますが、新型コロナ感染症の流行により、対面での開催は2020年以来の4年ぶりとなります。
今年は2月3日に対面で開催、4日にリモートで開催となりました。
今年のセミナー概要は以下の通りです。
1.統計データアップデート
人口動態統計、不慮の事故、SIDSと保育中の突然死
2.国際合意およびJRC蘇生ガイドライン情報アップデート
3.講習関連
感染対策の継続方法、ハイブリッド講習について
4.その他最新情報
オートショックAED、新型AEDトレーナー、脳梗塞治療の最新情報
上記のように課題が盛り沢山でしたが、参加したインストラクター全員が精力的に情報をアップデートし、意見交換を行いました。
また日本でも普及が始まっている「オートショックAED」については、最新機種の情報を確認したあとに、オートショックモード対応の訓練機を用いて作動確認や心肺蘇生との組み合わせを実施しました。
このセミナーはLSFAインストラクター資格者のみが対象なので、一般の方は参加できませんが、ぜひ皆さまもLSO講習に参加し、インストラクターから最新情報とスキルを習得してください。お待ちしております!
写真1:最新データのアップデートと意見交換

写真2:オートショック対応の訓練機を比較検討

写真3:心肺蘇生とオートショックAEDを組み合わせた実技

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