SUPER GT第2戦富士大会 実車救出訓練 ― 2020年08月17日
日程:2020年8月8日(土) 8:15〜9:00
場所:富士スピードウェイ ピットNo.45
場所:富士スピードウェイ ピットNo.45
無観客レースではありますが、ようやく第2戦までこぎつけました。
チームやスタッフなどすべての人が毎日検温し体調確認を報告、さらに当日ゲートでの検温や必要と判断された人の診断を行い、感染拡大防止に努めています。
そのような中でも走行安全の重要性には変わりがなく、感染防止との両立を図りながら様々な訓練を実施しています。
チームやスタッフなどすべての人が毎日検温し体調確認を報告、さらに当日ゲートでの検温や必要と判断された人の診断を行い、感染拡大防止に努めています。
そのような中でも走行安全の重要性には変わりがなく、感染防止との両立を図りながら様々な訓練を実施しています。
実車救出訓練においては、協力いただく参加チームと救出メンバーの接触を回避するため、ドライバー役にダミー人形を使用して行いました。
人間と全く同じとはいきませんが、車両の注意点や救出時の感覚など、走行直前の勘を取り戻すことは十分に出来ました。
多くのお客様に見に来ていただける日を迎えられるよう、皆さんといっしょにがんばります。
人間と全く同じとはいきませんが、車両の注意点や救出時の感覚など、走行直前の勘を取り戻すことは十分に出来ました。
多くのお客様に見に来ていただける日を迎えられるよう、皆さんといっしょにがんばります。
写真1:GT車両に着座したダミー人形

写真2:バックボードで救出

写真3:ソーシャルディスタンスを保っての振り返り

スポーツランドSUGO 実車救出訓練 ― 2019年05月07日
日程:2019年4月27日(土)7:00〜7:30
スーパー耐久シリーズ第2戦
スーパー耐久シリーズ第2戦
公式予選日の朝、実車を用いた救出訓練が行われました。
車両はST-TCRクラスの#65 AUDI RS3 LMSを使用。これから大事な予選を前に、チームの協力を得て、サーキットレスキューチームによる救出シミュレーションが2回行われました。
2回の各々の想定は、以下の2通りです。
車両はST-TCRクラスの#65 AUDI RS3 LMSを使用。これから大事な予選を前に、チームの協力を得て、サーキットレスキューチームによる救出シミュレーションが2回行われました。
2回の各々の想定は、以下の2通りです。
Red-1(緊急救出1):そのまま頭から引っ張り出す方法。ドライバーの生命が危機的状況あるいは火災や後続車両の問題で緊急避難が必要な場合に用います。
Red-2(緊急救出2):ルーフ開口しヘルメット&HANSを離脱、頚椎カラーを装着の上頭側より救出する方法。これはドライバーの意識や呼吸などに問題がある、あるいは脊椎損傷が疑われると判断した場合に用います。
Red-2(緊急救出2):ルーフ開口しヘルメット&HANSを離脱、頚椎カラーを装着の上頭側より救出する方法。これはドライバーの意識や呼吸などに問題がある、あるいは脊椎損傷が疑われると判断した場合に用います。
(さらにSUPER GTの500クラスやフォーミュラーカーなどでは、意識や呼吸に問題なく脊椎損傷が疑われる場合にリムーバブルシートを使用した救出方法も選択されます。)
実車訓練では、ドクターカーの医師による傷病者評価と救出方法の判断に従い、レスキューチームメンバーが各々の役割を担ってドライバーを救出しました。
当日は小雨が降るなか、早朝からコース委員や関係者も見学に訪れ、熱心な訓練が行われました。
当日は小雨が降るなか、早朝からコース委員や関係者も見学に訪れ、熱心な訓練が行われました。
写真1:小雨の中、早朝から集合して訓練開始

写真2:Red-2による救出(65号車ピットにて)

SUPER GTシリーズ AED講習会 ― 2018年03月26日
日程:2018年3月23日(金)
会場:富士スピードウェイ ブリーフィングルーム
参加者:55名
会場:富士スピードウェイ ブリーフィングルーム
参加者:55名
SUPER GTシリーズにおいては、今年もAED適正配置プロジェクト(株式会社トランスミッション、フクダ電子、フィリップス)からAEDを無償貸与いただくことになり、運用方法の説明会とAED講習会が行われました。
講習会は開幕前の公式テスト前日に行われ、各チームのマネージャーを含む関係者55名が集まりました。
講習会は開幕前の公式テスト前日に行われ、各チームのマネージャーを含む関係者55名が集まりました。
今年はピット設置用に15台が貸与され、概ね3ピットに1台を配置します。
講習会では、適正配置プロジェクトから4名のボランティア講師に協力いただき、近くでAEDが必要とわかった際の協力方法や、応援が来るまでの心肺蘇生手順、そして実際に使用するAEDの使い方について説明を受けました。
講習会では、適正配置プロジェクトから4名のボランティア講師に協力いただき、近くでAEDが必要とわかった際の協力方法や、応援が来るまでの心肺蘇生手順、そして実際に使用するAEDの使い方について説明を受けました。
さらにサーキット施設においても、常設のAEDに加え5台が貸与され、観客や関係者の近くに配置されることになります。
コース上はもちろん、大会中に会場内でいつ誰が緊急事態になっても、近くにいる人々が最大限の救命処置を提供しながら医療チームに引き継げるよう、サーキット、主催者、そしてチームが協力して準備をすすめています。
写真1:心肺蘇生とAEDの使用手順をビデオで紹介

写真2:実際に使用するAEDの操作方法を説明

SUPER GT 公式テスト 救出訓練 ― 2018年03月26日
2018年3月17日、18日 岡山国際サーキット
2018年3月24日、25日 富士スピードウェイ
2018年3月24日、25日 富士スピードウェイ
開幕直前の公式テストで、救出・医療チームによる救出訓練を実施しました。
シーズンオフでしばらく間隔が開いたため、2日間とも、お昼のインターバルを利用し練習を繰り返しました。
訓練は専用に作られた通称レスキューモノコックという実寸モデルを使用して行っています。
シーズンオフでしばらく間隔が開いたため、2日間とも、お昼のインターバルを利用し練習を繰り返しました。
訓練は専用に作られた通称レスキューモノコックという実寸モデルを使用して行っています。
SUPER GTの救出方法は、クラス(500か300)や車両によって違いはありますが、大まかな分類は以下の3通りです。
RED-Ⅰ(緊急救出Ⅰ) 火災や後続の危険がせまっており、迅速に車外へ脱出させる
RED-Ⅱ(緊急救出Ⅱ) ルーフを開口し、ヘルメットとHANSを離脱し頸椎カラーによる運動制限を行った上でバックボードを使用し救出する
YELLOW(通常救出) 500クラスに適用。意識や呼吸が安定しており、脊椎保護を優先しリムーバブルシートで救出する方法
RED-Ⅰ(緊急救出Ⅰ) 火災や後続の危険がせまっており、迅速に車外へ脱出させる
RED-Ⅱ(緊急救出Ⅱ) ルーフを開口し、ヘルメットとHANSを離脱し頸椎カラーによる運動制限を行った上でバックボードを使用し救出する
YELLOW(通常救出) 500クラスに適用。意識や呼吸が安定しており、脊椎保護を優先しリムーバブルシートで救出する方法
上記の救出方法を管制のメディカルデリゲートおよび現場のドクターが判断し、レスキューチームとともに救出を行います。
万一ドライバーの負傷が疑われた際に、最善の救出が実施できるよう、地道な訓練が繰り返されています。
写真1:リムーバブルシート吊り上げ用ベルトの 説明(岡山)

写真2:リムーバブルシートによる救出(岡山)

写真3:緊急救出Ⅱの訓練(富士)

写真4:リムーバブルシートによる救出(富士)

SUPER GTシリーズ FROチームの救出訓練 ― 2017年08月07日
日程:2017年8月6日
会場:富士スピードウェイ
会場:富士スピードウェイ
2017年モータースポーツシーズンも中盤となり、各大会においては実車での救出訓練が繰り返されています。
SUPER GTの大会では土曜日早朝の、ピットウォークの時間帯に実車救出訓練を実施していますので、サーキットにいらっしゃった際にはぜひご覧ください。
一方、実際の事故現場での救出はそれほど頻繁に行われるわけではありません。(頻繁では困りますよね)
そこで救出チームは実車訓練に加え、万一の際迅速かつ最大の効果を発揮できるよう、繰り返し基本動作の練習を行います。
そこで救出チームは実車訓練に加え、万一の際迅速かつ最大の効果を発揮できるよう、繰り返し基本動作の練習を行います。
写真でご紹介するのは、SUPER GTの全戦に帯同しているFRO(First Rescue Operation)のドクター&レスキューチームが、第5戦富士大会でメディカルセンターバックヤードを借り、レース待機の合間を使って行った救出訓練の様子です。FROチームはこのような訓練を頻繁に行っており、シーズン後半に備え、抜かりなく準備をしています。
写真1:乗車状態でのヘルメット&HANS離脱

写真2:リムーバブルシートにドライバーを固定

写真3:バックボードを使用して救出

写真4:ボード固定までの手順と寝かせ方を検討中です

SUPER GT 公式テスト 救出訓練 ― 2017年06月27日
日程:2017年6月17日〜18日
会場:スポーツランドSUGO
会場:スポーツランドSUGO
7月に行われるSUPER GT第4戦菅生大会を1ヶ月後にひかえ、公式テストが行われました。
本戦の大会中と違って、公式テスト時は充分な訓練時間がとれることから、サーキットのメディカル&レスキューチームにより積極的な訓練が繰り返されました。
今シーズンはGT500クラスのリムーバブルシートが改良され、救出用ベルトの位置が変更されました。また、高エネルギーのクラッシュがあった際に、車内で巻き上げ式ベルトによりリムーバブルシートを挙上させる方法が新たに採用されたため、それらの確認と訓練が行われました。
インターバルのピットウォークにおいては、2日間ともコントロールタワー前での救出デモンストレーションが行われ、来場したお客様にも公開されました。
公式テスト走行時のアクシデントにおいては、FROとサーキットのメディカル・レスキューチームがコース上に配置され、先着チームから消火、救出活動を開始しながら共同作業を行いました。
写真1:早朝の救出訓練

写真2:新型リムーバブルシートの確認

写真3:ピットウォーク時の公開デモンストレーション

SUPER GT 公式テスト 救出訓練 ― 2017年03月23日
日程:2017年3月18日〜19日
会場:岡山国際サーキット
会場:岡山国際サーキット
SUPER GTもいよいよシーズンインとなり、公式テストが始まりました。
開幕第1戦岡山大会を前に、FROとサーキットのメディカル&レスキューチームにより、レスキューモノコックを使用した訓練を行いました。
500クラスにおいては、昨シーズンまで使用していたリムーバブルシートに改良が加えられ、ドライバー固定や、シート吊り上げの際のベルト位置が変更されました。
また救出時の吊り上げ方法も、ロールケージを利用しベルトを巻き取りながら吊り上げる方法が検討され、レスキューモノコックで確認を行いました。
さらに、電動で吊り上げる新しいディバイスも開発され、実用化に向けた確認を始めました。
写真1:改良されたリムーバブルシートの変更点を確認

写真2:ベルトを使用したリムーバブルシートの吊り上げ確認

スポーツランドSUGO レスキュー講習会 ― 2017年03月07日
日程および参加者:
3月5日(日) オフィシャル対象 23名
3月6日(月) スタッフ対象 23名
会 場:スポーツランドSUGO ウィナーズサロン
3月5日(日) オフィシャル対象 23名
3月6日(月) スタッフ対象 23名
会 場:スポーツランドSUGO ウィナーズサロン
今年もスポーツランドSUGO主催のLSO認定コースが実施されました。
日曜日はオフィシャル対象、月曜日はスタッフ対象で、合計46名が参加しました。
日曜日はオフィシャル対象、月曜日はスタッフ対象で、合計46名が参加しました。
SUGOは国際レーシングコース、カートコース(西コース)、モトクロスコース、トライアルコースがあり、二輪、四輪とも多彩な種目を開催しており、二輪と四輪の双方でオフィシャル活動をしている人も多いため、いろいろな事故状況を想定した練習を行いました。
また今シーズンからAEDメーカーの支援による社会貢献プロジェクトとして、SUPER GT大会において55台のAEDが無償貸与されます。大会中は参加する各チームに加え、サーキット運営車両にも10台のAEDが設置され、既存のAEDに加えて活用される予定です。
参加者の皆さまが、スタッフの一員として緊急時の第一応答者としての役割を担えるよう、積極的に練習を行いました。
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:上腕止血点の圧迫

写真3:迅速なけがの調査

写真4:救助者7名によるリフト

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