「緊急時の応急手当と事故防止」普及キャラバン NISMO FESTIVAL 20242024年12月04日

開催日: 2024年12月1日(日)
会場: 富士スピードウェイ (パドック側)
担当: 伊東和雄(LSO事務局)、中村優一(LSOインストラクター/JMRC関東)

12月とは思えないような暖かさと好天に恵まれ、終日多くの来場者で賑わいました。メインイベントでは、今年でニスモチームを引退するロニー選手に加え、多くのゲストが登場しファンの声援に応えていました。一方近年は、こうしたコアなニスモファンに加え、家族連れの来場者の増加が著しいと感じました。

LSOブースでは下記の展示を行いました。
1. AED操作体験コーナー
 人形とAEDトレーナーを2セット準備し、操作体験を行う。
2. ビデオ上映&AED人形展示
 応急手当のビデオを上映。人形+AEDトレーナーをブース前面に展示。
3. パネル展示コーナー
 ・ LSOの活動主旨および、オフィシャルスポンサーを紹介
 ・ LSOが開発を進めている、救出訓練用プログラムの概要をパネル展示
 ・ JMRC関東のレスキュー講習(2024年4月実施)の写真を展示
4. モータースポーツ・レスキュー活動紹介コーナー
 ・ バックボードを使用し全身大の人形にて車両から救出時の様子を紹介
 ・ KEDを使用し着座状態で車両からの救出時の脊椎運動制限を展示
 ・ 四輪レース用ヘルメット&FHRを装着した人形を展示

AED体験コーナー来訪者は131名、うち66名がAED操作体験を行いました。
例年に比べても来訪者が多く、午前中からコンスタントにAED操作体験希望者が訪れていました。家族連れが最も多かったですが、友人同士や、高齢のご夫婦など、いろいろな方がAEDの操作を体験して行きました。
AEDの認知度は高いですが、救命講習へ参加した経験がなければ、一度も触ったことがない人がほとんどで、知らないと怖くて使えないという意見が多く聞かれました。この活動は引き続き必要性が高いと感じたところです。

レスキュー展示コーナーにおいては、昨年から開発を進めている救出訓練用プログラム 「Extrication Basic」の概要をパネル展示しました。このコーナーはレスキュー活動に興味ある人や、オフィシャルとして活動している人たちが立ち寄りますが、プログラムの概要説明をたいへん興味深く聞いていただき、プログラム公開を期待する声が多かったです。

関係者、来場者を問わず、多くの皆さんからモータースポーツ安全活動への理解とサポートをいただいていることに、あらためて感謝したいと思いました。

写真1:LSOブース全体正面
写真1:LSOブース全体正面

写真2:AED操作体験
写真2:AED操作体験

写真3:AED体験コーナー
写真3:AED体験コーナー

写真4:レスキュー紹介コーナー
写真4:レスキュー紹介コーナー


JMRC中部 北陸レスキュー講習会2024年12月20日

日程:2024年12月15日(日) 9:00〜17:00
会場:石川県青少年総合研修センター(石川県金沢市)
参加者:15名
担当:小出正則、山田浩二(LSOインストラクター/JMRC中部)、伊東和雄(LSO事務局)

いよいよ本格的な寒さが到来し、雨に混じって激しいみぞれが降る中で、今年も金沢に15名が集まり熱い講習会が実施されました。
JMRC中部では隔年で北陸地方の講習を主催しており、今年の参加者は全員が過去にLSO講習の受講経験がある方々でした。
さらに今回は、昨年LSOインストラクター資格を取得した小出さんと山田さん(JMRC中部事務局)が指導に加わったため、練習チームに加わってアドバイスをしたり、細やかな実技指導をしていただくことが出来ました。
2年ぶり、あるいはそれ以上の間隔があいた方がいましたが、参加者の記憶状態が良好だったため、最新情報を盛り込みながら訓練を行いました。特に脊椎運動制限を行うためのログ・ロール法や、リフト法、バックボードの使用などは、すでに要点を理解している状態でスムーズに実技の復習を行うことができました。

写真1:心肺蘇生とAEDの使用
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:直接圧迫による止血
写真2:直接圧迫による止血

写真3:ログ・ロール法
写真3:ログ・ロール法

写真4:バックボードによる脊椎運動制限
写真4:バックボードによるSMR



ファーストエイド・レスキュー講習会 スパ西浦モーターパーク 特別コース2024年12月20日

日時:2024年12月19日(木) 9:00〜17:00
会場:スパ西浦モーターパーク
受講者:10名

スパ西浦モーターパークでは、2007年の開設直後にLSO認定講習会を実施しましたが、今回久しぶりに開催されることになりました。
スタッフの皆さんの意識が高く、全員が開始時刻の30分以上前に揃ってスタンバイ状態だったため、予定時刻より早めに開始し積極的に訓練を行いました。
質問も多く出され、習得した知識やスキルを現場でどのように活用して行くかなどの議論や意見交換も行いました。
実技練習はLSOの認定プログラムに沿った救命処置やけが人への応急手当に加え、サーキットで使用している救命用具や搬送資機材などを踏まえた訓練を行い、予定時刻まで全員が真剣に練習に取り組みました。
今後は定期的な訓練を行うことで貴重な知識やスキルが維持されると感じました。

写真1:講習会場の様子
写真1:講習会場

写真2:心肺蘇生とAEDの使用
写真2:心肺蘇生とAEDの使用

写真3:うつ伏せからのログ・ロール
写真3:ログ・ロール法(うつ伏せから)

写真4:ヘルメットとFHRの取り扱い
写真4:ヘルメット&HANS



このブログについて

LSOは1993年創設以来、年2回のニュースレターとしてLSOメールを発行してまいりました。しかしこの20年間でインターネットやメールなど電子媒体の利便性が大きく向上し、即時性、双方向性、コスト面、そして紙面の制約を受けないなど、多くの利点が発揮されるようになりました。LSOでもこの利点を生かし、2012年7月から、安全活動や講習リポートなどをブログでお知らせすることにいたしました。
なお紙媒体のLSOメールはしばらく休刊し、今後はブログをメインにした活動報告を行って行く予定でおります。

LSOホームページ
http://www.ne.jp/asahi/master/lso/

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