「緊急時の応急手当と事故防止」普及キャラバン NISMO FESTIVAL 23rd ― 2022年12月05日
開催日: 2022年12月4日(日)
会場: 富士スピードウェイ (パドック側)
担当: 伊東和雄(LSO事務局)、中村優一(NDC東京/JMRC関東)
コロナ禍により2019年を最後に開催見送りとなっていたイベントが3年ぶりに開催となりました。
終日好天に恵まれ、日中は12月とは思えないような暖かさになり、久しぶりの開催を待ち受けていた多くの来場者で賑わいました。
LSOも3年ぶりに応急手当普及ブースを出展しました。
従来、当イベントはコアなニスモファンの集まりという印象でしたが、近年は家族連れの割合が顕著に増加しています。特にLSOのブースでは、こどもたちが主役という印象が強かったです。
LSOブースの展示内容は以下の通りです。
1.AED操作体験コーナー
人形とAEDトレーナー(フィリップス社製FR2)を2セット準備し、操作体験を行う
2.ビデオ上映&AED人形展示
応急手当のビデオを上映。また日本光電製AEDトレーナーを人形にセットし、ブース前面に展示
3.パネル展示コーナー
LSOの活動主旨および、オフィシャルスポンサーを紹介
LSOの認定プログラム内容をパネル展示
JMRC関東のレスキュー講習(2022年4月実施)の写真を展示
4.モータースポーツ・レスキュー活動展示コーナー
バックボードを使用し全身大の人形にて車両から救出時の様子を紹介
KEDを使用し着座状態で車両からの救出時の脊椎運動制限を展示
AED体験コーナー来訪者は98名、うち67名がAED操作体験を行いました。
朝方の来訪者はあまりいませんでしたが、10時を過ぎた頃から家族連れがAEDの操作と説明を求めて多く訪れて来ました。さらに午後には家族連れに加え、友人同士や個人などいろいろな方が体験して行きました。
AEDはすでに多くの人々に知れ渡っていますが、まだまだ触ったことがない人が多く、このような操作体験の提供は社会全体にとっても重要な活動と感じました。
また通りがかりでレスキュー展示人形を見ながら、サーキットでの救助活動の話をしたり、写真を撮って行く人もよく見受けられました。
3年ぶりにこのようなファンサービスを復活され、私たちにも再び機会を提供いただいた主催者に感謝いたします。
写真1:LSO普及テントの全景

写真2:レスキュー&AEDの人形展示

写真3:AED操作体験の様子

JMRC中部 北陸レスキュー講習会 ― 2022年12月19日
日程:2022年12月18日(日) 9:00〜17:00
会場:石川県青少年総合研修センター(石川県金沢市)
参加者:16名
今年一番の寒波が押し寄せ北陸から東北にかけて大雪となる厳しい天候の中、金沢にて熱い講習を行いました。
JMRC中部では隔年で北陸地方の講習を主催しており、一昨年は富山市、今年は金沢市での開催になりました。
今回の参加者は全員が再認定でした。2年ぶりでしたが参加者の記憶状態は良好で、品質の高い訓練が出来たと思います。
実習はLSO認定基準に沿って進め、さらにオプション訓練として、頭頸部損傷が疑われる傷病者に対する注意点の確認や、体の扱い方、ヘルメットの扱い方に加え、バックボードを使用した脊椎運動制限を行いました。
参加者の多くはダートラやジムカーナなどのスピード競技に参加あるいは主催しているため、競技会の開催環境に合わせた応急手当の必要性を考えながら練習を行いました。
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:全身のけがの調査

写真3:ヘルメットの扱い方

写真4:バックボードによる脊椎運動制限

LSOインストラクター養成コース(ITC) ― 2022年12月27日
日程:2022年12月21日〜23日、26日(4日間)
会場:日本自動車大学校
参加:2名
LSOオフィシャルスポンサーの日本自動車大学校(NATS)でインストラクター養成コースを実施しました。当校では1年生の授業でCPR短期講習を行い、3年生の授業ではLSO認定取得講習を実施しています。
今回は来年度から担当される2名の先生がインストラクター資格を取得しました。
学生の皆さんは自動車整備はもちろん、オートバイ実習やモータースポーツ活動、そして実際のレースイベントにメカニックとして参加する実習も行っています。
日常的な緊急時の救命処置に加え、そうした活動の中で起こりうるけがや急病の手当てを指導出来るよう、4日間集中して取り組みました。
写真1:プレゼンテーション訓練(CPR)

写真2:実技指導訓練(CPRとAED)

写真3:脊椎運動制限(スパインボードを使用)

写真4:ヘルメットの取り扱い(人形を使用)

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