応急手当普及キャラバン NISMO FESTIVAL 20192019年12月09日

日時: 2019年12月8日(日)
会場: 富士スピードウェイ (パドック側)
担当: 伊東和雄(LSO事務局)、中村由美子(LSOインストラクター/JMRC関東)

終日好天に恵まれ、日中は12月とは思えないような暖かさになり、多くの来場者で賑わいました。
近年、当イベントは家族連れの割合が顕著に増加していると感じます。こどもたちが主役という印象がたいへん良い雰囲気を作りだしていると思いました。

LSOブースではいつものように下記の展示と普及活動を行いました。
1)AED操作体験:人形とAEDトレーナー2台を用意し、実際のAED操作を行う
2)応急手当ビデオ上映&AED人形展示
3)パネル展示:LSOの活動内容、SUPER GTのFRO活動シーン、レスキュー講習の写真を展示
4)レスキュー活動展示コーナー:人形にバックボードやKEDを使用し、車両から救出の様子を紹介

AED体験コーナー来訪者は98名、うち67名がAED操作体験を行いました。午前中からコンスタントにAED体験を希望する人が訪れていました。最も多かったのは親子連れ、さらにご高齢の夫婦や友人同士、個人など、いろいろな方々に利用していただきました。
今回AED操作を体験された人のほとんどは、AEDの存在を知っているが触ったことがないという方でした。AED操作体験の提供は社会全体にとっても重要な活動だと思いました。

またコース上や場内放送などで、参加チームのドライバーや関係者が熱心にファンサービスを行い、各出展ブースも目玉商品を用意したりなど、私たちのブース前を通る人々の楽しそうな姿がとても印象的でした。ファンやお客様あってのモータースポーツという意識の重要性をあらためて感じるイベントでした。

写真1:LSOブース全景
写真1:LSOテント全景

写真2:親子でAED操作体験
写真2:AED操作体験(親子)

写真3:家族でAED操作体験
AED操作体験(家族)


応急手当普及キャラバン TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2019 (TGRF2019)2019年12月17日

日時: 2019年12月15日(日)
会場: 富士スピードウェイ イベント広場(グランドスタンド側)
担当: 伊東和雄(LSO事務局)、渡辺直良(LSOインストラクター/JMRC関東)

今週はTGRFで普及活動を行いました。12月も半ばですが幸い好天に恵まれ、日中はポカポカ陽気でした。昨年に増して多くの来場者があり、家族連れを中心に多くの方々にAED操作を体験してもらうことができました。

LSOブースの展示内容は、先週と同じく下記の通りです
1)AED体験コーナー
 人形とAEDトレーナーを2セット準備して操作体験
2)ビデオ&AED人形展示
 応急手当の解説ビデオを常時上映。また人形にAEDとパッドを貼り付け展示
3)パネル展示
 LSOの活動内容、オフィシャルスポンサーの紹介
 SUPER GTのFRO紹介写真展示(今年の現場活動シーンを中心に写真で紹介)
 JMRC関東のレスキュー講習写真(2019年2月に実施)を展示
4)モータースポーツ・レスキュー活動展示コーナー
 全身大の人形にバックボードを使用し、救出時の状態を展示
 KEDを使用し着座状態での脊椎運動制限を展示

AED体験コーナーの来訪者は182名、うち93名がAED操作体験を行いました。来訪者は昨年同イベントの約2倍、家族連れでの来訪が多くAEDの存在はかなり浸透している印象です。
家族の中で操作経験のない人を連れて来たり、こどもに操作させながら親子で一緒に学ぶ家族が多かったです。
レスキューコーナーに展示したSUPER GTでの事故現場のパネル写真を見て、すべての大会名とマシン、ドライバー名を言い当てた小学生がいて驚かされました。レース観戦が好きなこどもたちに会うことで、私たちも元気をもらうことが出来ました。

寒い季節ですが、主催者から携帯カイロの差し入れをいただいたり、設備面でも細やかな配慮をしていただきとても助かりました。
今年は例年に増して家族連れの来場が多かった印象です。地元の静岡県では1ヶ月ほど前から頻繁にテレビでイベント告知を行っていましたが、そうした告知活動が奏効したのではないかと感じました。

写真1_LSOブース(ポカポカ陽気でした)
写真1:LSOブース全景

写真2_親子でAED体験
写真2:AED体験コーナー

写真3_家族でAED体験
写真3:家族でAED体験




Life Supporting Award 表彰のご紹介2019年12月19日

LSOが実施している認定プログラム 「Life Supporting First Aid」 を修了された方が、けがや急病人に対し、手当てを行った善意と勇気を賞賛するものです。
中村さんは6月にも電車内で応急手当を行い表彰されました。今年2度目の受賞です!

1.手当実施者:中村由美子さん

2.手当て実施日:2019 年 12月 6日  午前10時半頃

3.場所:神奈川県 東急田園都市線 鷺沼駅にて

4.傷病者の概要:転倒し顔面から出血していた男性(60代後半)

5.手当ての概要:
駅のバスロータリー付近に来たとき、倒れて顔面に出血している男性と手当てをしている人が目に入った。目撃者によると、男性は躓いて転倒したのではなく、急にフラフラとし転倒、その際にあごの下、右耳の下、額の左側を切り、そこから出血したとの情報。
助け起こしている目撃者の男性と、タオルで圧迫止血をしている女性、タオルを提供した外人男性がいたので、「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけた。転倒の際に頭を打っているとのことだったので、まずは119番に連絡をしました。
幸い傷病者は会話ができる状態でした。女性が素手で止血していたので、私がグローブをはめながら「代わりましょうか?」と申し出て代わりました。
救急車到着までには5分以上かかったと思います。救急隊員の方からは到着するまで目撃者が残っているよう要望があったので、救急隊員に手当の内容と現状を伝え、目撃者の方を紹介してから、私は失礼しました。救急隊の方が血の付いた私のグローブを見て、「こちらで処分しましょう。」と言って受け取って下さいました。

6.LSO事務局からのコメント
都内の通勤時間に電車に乗ると、急病人の救護で遅れていることが多いです。多くの人々が集中して利用することや、持病があったり体調が悪くても無理して働いている人が多いのではないかと思います。けがや急病人に遭遇した際には、例え手当てを始めている人がいても、声をかけ、協力が必要かを確認する優しさが大切と思いました。
中村さん、本当にご苦労さまでした!

Life Supporting Award

このブログについて

LSOは1993年創設以来、年2回のニュースレターとしてLSOメールを発行してまいりました。しかしこの20年間でインターネットやメールなど電子媒体の利便性が大きく向上し、即時性、双方向性、コスト面、そして紙面の制約を受けないなど、多くの利点が発揮されるようになりました。LSOでもこの利点を生かし、2012年7月から、安全活動や講習リポートなどをブログでお知らせすることにいたしました。
なお紙媒体のLSOメールはしばらく休刊し、今後はブログをメインにした活動報告を行って行く予定でおります。

LSOホームページ
http://www.ne.jp/asahi/master/lso/

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