SUPER GTシリーズのFROが3チームに増強されました2012年07月02日

FROはSUPER GTシリーズ全戦にわたって安全体制強化のために運用しており、今年で11シーズン目を迎えます。FROは従来2チーム体制でしたが、今年の第2戦から3チームに増強されました。車両は、ポルシェ・カイエン、レクサス・RX350、スカイライン・クロスオーバーの3台、ドライバーは星野薫さん、影山正彦さん、渡辺明さんの3名が専属となります。うち2台には専属ドクターとファイヤーマンが乗車、1台はファイヤー兼レスキュースペシャリストが乗車し、レスキュー&リカバリー主体での運用となります。さらにパワーアップした今シーズン、万一のアクシデントにおいて迅速な救助を行うために、サーキットとの協力体制で万全を期して臨みます。

写真1:3チームに増強されたFROメンバー
3チームに増強されたFROメンバー



写真2:決勝レース追尾に備えるFRO車両

決勝レース追尾に備えるFRO車両

2012シーズンに向けて2012年07月06日

<サーキット講習>

岡山国際サーキット   日程:12月25日(日)  参加:15名
筑波サーキット         日程:1月31日(火)    参加:23名
スポーツランドSUGO 日程:3月3日(土)      参加:29名
LSO構成メンバーであるサーキットにおいて、シーズン開幕に備え安全講習を実施しました。昨年のSUGOの研修では、ちょうど初日(3月11日)の訓練中に震災に見舞われましたが、皆さまがこれに屈することなく再会となりました。今年は再び災害が起こらないことを祈りながら、皆で安全なシーズンを願って訓練を行いました。

写真1:心肺蘇生訓練(筑波サーキット)
心肺蘇生実習(筑波サーキット)

写真2:AED訓練(スポーツランドSUGO)
AED訓練(SUGO)



<JAF地域クラブ協議会(JMRC)主催講習>

JMRC中部 日程:2月12日(日)  会場:小牧勤労センター(愛知県)  参加:32名
JMRC関東 日程:2月26日(日)  会場:機械振興会館(東京都)        参加:30名
JMRC埼玉 日程:3月4日(日)    会場:JAF埼玉県支部(埼玉県)     参加:3名
シーズンオフ恒例の訓練となっているレスキュー訓練が、JMRC各地域の協議会によって主催されました。JMRC主催講習には、いろいろなカテゴリーのモータースポーツイベントを主催、あるいは出場している方々が参加されます。種目は異なっても、けがや急病人の第一応答者として行うべき対応と優先順位は共通しています。繰り返し参加する方も多く、スキルをリフレッシュしてシーズン開幕に臨んでいます。今年も安全第一でがんばりましょう!

写真:ログロールによる傷病者保温の練習(JMRC関東)
JMRC関東



<特別講習>

住友ゴム工業株式会社 日程:1月11日(水)
  会場:住友ゴム研修室(兵庫県)  参加:60名
NPOぐんまラリーネットワーク  日程:4月14日(土)
  会場:高崎自動車整備学校(群馬県)  参加:32名
チーズナッツパーク  日程:4月21日(土)〜22日(日)
  会場:チーズナッツパーク集会室(福島県)  参加:12名
(株)ダンロップモーターサイクルコーポレーション  日程:6月13日(水)
  会場:住友ゴム研修室(兵庫県)  参加:30名
会社や団体から依頼を受け講習会を実施しました。企業の社員を対象とした3時間程度の訓練から、コース管理や競技運営を担当するスタッフを対象とした2日間にわたる訓練まで、各組織のご要望に沿って研修を提供いたしました。どなたも、それぞれの環境の中で、一生懸命練習に取り組んでいました。
皆さま、熱心な訓練お疲れさまでした!

写真1:重大なけがの見落としを防ぐ(チーズナッツパーク)
チーズナッツパーク

写真2:販売研修の中で心肺蘇生とAEDを訓練(ダンロップモーターサイクル)
ダンロップ


ガイドライン2010対応新教材2012年07月06日

心肺蘇生などの救命処置については、世界中の蘇生科学者が検討を重ね、5年に1回の頻度で国際合意を発表しています。最近の国際合意は2010年10月に発表、これを受けて日本では、2012年初頭までに医療者向け、一般市民向け各々の指針(ガイドライン)が随時発表されました。
これらのガイドライン改訂に伴い、LSO認定講習に使用しているすべての教材の見直しを行い、2012年1月から第5版として発行し、運用を開始しております。
今回の改訂の特長は、日常生活に多い心臓発作による心停止の際、胸骨圧迫開始のタイミングを早め、普及が進んでいるAEDとの連携をとることによって、蘇生の成功率をさらに高めようとしているところです。LSO講習ではこれらの主旨を講習に分かりやすく反映し、一人でも多くの生還者を出せるよう貢献したいと考えています。他にも、脊椎(首や背骨)の損傷を疑う傷病者の扱いや、アナフィラキシー(アレルギーの全身症状)などの新トピックも加わりました。
LSOの新バージョンの講習に、ぜひご参加ください。

写真1:新版テキスト(96ページ)
LSO第5版テキスト



写真2:講習用DVD(60分)
DVD




「緊急時の応急手当と事故防止」普及キャラバン2012年07月06日

LSOの活動目的の一つに、モータースポーツで培った安全のノウハウを社会に普及するというテーマがあります。2011年は震災復興チャリティーイベントに続き、3回のイベント会場で応急手当普及ブースを出展しました。主なテーマは、AEDシミュレーション体験と、モータースポーツレスキュー活動紹介の2つです。特にAED(自動体外式除細動器)は近年急速に設置が進みましたが、訓練を受けた人はまだまだ少なく、万一必要な時にどのように使用したらよいか分からないという人が多くいます。そこで、LSOブースに訓練用のシミュレーション機と人形を置いて、実際の作動と同じ手順を体験してもらいました。毎回100名ほどの方々がAED体験に訪れました。

写真1:応急手当普及キャラバン全景
キャラバン

写真2:モータースポーツ・ジャパン(10月29日、30日 お台場)
モータースポーツジャパン

写真3:トヨタTGRF(11月27日 富士スピードウェイ)
トヨタTGRF

写真4:NISMOフェスティバル(12月4日 富士スピードウェイ)
ニスモフェスティバル



LSO定期講習会2012年07月06日

2012年 第1回 日程:2月5日(日)  会場:大田区池上会館(東京都)  参加:8名
2012年 第2回 日程:4月7日(土)  会場:大田文化の森(東京都)      参加:6名

定期講習会は一般募集で隔月に開催しています。参加される方の多くは、交通事故の現場に遭遇した際の対応を学びたいと希望されます。LSOの講習は、一般的な心肺蘇生やAEDの練習だけでなく、事故現場の初期対応や高エネルギー(交通事故など)で負傷したけが人の扱い方などを実技で学びますので、そのような希望にお応えするにはうってつけの講習と言えます。講習会の日程はLSOオフィシャルサイトで公表され、どなたでも申込みが出来ます。今年もクルマやオートバイの愛好家が集まり、事故に遭遇した際の適切な対応と応急手当を習得しています。

写真:ログロールによる保温の練習(2月)
LSO2月度ログロール



善意と勇気ある行動に、Life Supporting Awardが授与されました。2012年07月27日

善意と勇気ある行動に、Life Supporting Awardが授与されました。
応急手当ご苦労さまでした。けがの早期回復をお祈りします。
受賞者:工藤澄乃さん、平野和久さん
日時:2012年7月7日 14時頃
場所:茨城県 レーシングカート場
事故と手当ての概要:
カートに乗車中の友人の左手が、左リヤタイヤに接触。グローブが後方に転がり、その後何かに乗り上げた様にマシンがガクンっとなり停止。
すぐに駆け寄ると、左手の甲の中指の付け根(グーにすると骨が出っぱる所)の皮膚が裂け、白いものが見える状態。血も出ていた。
本人は、骨折しているかもしれないと慌てた様子で、救急車を要望した。
救急車を待つ間、持っていたガーゼで止血し、包帯で患部が動かないように固定した。
会場にいた他の方々も救護に協力的で、救急車が来るまで傷病者のサポートをしていただきました。
その後救急隊に手当てを引き継ぎ、救急車同乗にて病院へ搬送した。


このブログについて

LSOは1993年創設以来、年2回のニュースレターとしてLSOメールを発行してまいりました。しかしこの20年間でインターネットやメールなど電子媒体の利便性が大きく向上し、即時性、双方向性、コスト面、そして紙面の制約を受けないなど、多くの利点が発揮されるようになりました。LSOでもこの利点を生かし、2012年7月から、安全活動や講習リポートなどをブログでお知らせすることにいたしました。
なお紙媒体のLSOメールはしばらく休刊し、今後はブログをメインにした活動報告を行って行く予定でおります。

LSOホームページ
http://www.ne.jp/asahi/master/lso/

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