スポーツランドSUGO ファーストエイド&レスキュー講習会 ― 2026年02月25日
日程および参加者:
2月22日(日) オフィシャル対象 23名
2月23日(月) スタッフ対象 21名
会 場:スポーツランドSUGO ウィナーズサロン
担 当:桑谷 伸、一條裕之、佐藤弘子(SUGO)、伊東和雄(LSO事務局)
恒例のLSO認定講習会が今年も2日間にわたって実施されました。
シーズンオフの機会を利用した年に1回の講習ですが、2日目には毎年指導にご協力いただいている3名のLSOインストラクター主導により実技練習を行いました。
講習はLSO認定プログラムに沿って、サーキット内で発生した傷病者への初期対応、救命処置、けがの調査などを行った後に、救出訓練プログラムを紹介し、ログロールやスクープストレッチャー、ヘルメットの取り扱いなどの基礎スキルを練習しました。
現在国際レーシングコースにおいては、ライトパネル(デジタルフラッグ)の設置工事がほぼ完了し、運用開始に向けた最終準備が行われているところです。近代的な設備に加え、スタッフやオフィシャルなど大会運営に関わる人々が、施設利用者のケガや急病に備えて積極的に訓練を行いました。
写真1:心肺蘇生とAED使用のデモンストレーション

写真2:全身のけがの調査

写真3:スクープストレッチャーによる二輪ライダーの収容

トヨタ自動車株式会社様 救命講習 ― 2025年09月18日
日時:2025年9月16日 14:00〜16:30
主催:トヨタ自動車株式会社 GRモータースポーツ事業部
会場:トヨタ自動車 名古屋オフィス(愛知県名古屋市)
参加:16名
GRモータースポーツ事業部の方々を対象とした研修を実施しました。平日のオフィスアワーでしたが、仕事の都合をつけて参加いただき、救命処置の練習に取り組みました。
練習テーマは心肺蘇生、AEDの使用、気道内異物の除去の3項目で、いずれも呼吸に関わる緊急時への対応です。
皆さんの取り組みはたいへん熱心で、心肺蘇生においては全員が効果的な胸骨圧迫を習得、AEDにおいては使用手順に加えオフィスに設置されているAEDのタイプや特徴も確認しました。また気道内異物除去においても手順やスキルの習得に加え質問が多く出され、不安感や疑問点を解消しながら練習に取り組みました。
モータースポーツ会場で活動される方、イベントを企画しサポートされる方、オフィスワークがメインの方など、仕事のスタイルは様々ですが、突然起こるかもしれない生命の緊急時に備え積極的に練習を行いました。
当日の名古屋市は最高気温が35度を上回りました。今年は9月半ばを過ぎてもまだ暑熱環境が続いている地域がありますので、どうぞ気を緩めることなく熱中症予防にご留意ください。
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:気道内異物の除去

マガリガワクラブ救急訓練 ― 2025年08月04日
日時:2025年7月30日(水) 9:00〜17:00
会場:THE MAGARIGAWA CLUB ピットビルディング(千葉県南房総市)
参加:43名
指導:LSOインストラクター(大嶋雅弘、伊東和雄)
安房地域医療センター医療スタッフ12名、安房郡市広域消防本部救急救命士3名
2023年に開設されたプライベートサーキット「マガリガワクラブ」のスタッフを対象とした救急訓練が行われました。緊急時にはコース運営に関わるメンバーだけでなく、事務所やホテル、レストランなど施設内すべてのスタッフが救助活動の一員として役割を担うことが出来るよう、各セクションから多くのメンバーが参加しました。さらに社長や役員などもすべての訓練スケジュールに立会い、質問をされるなど、たいへん熱心な参加状況でした。
また、指導は地域の医療センターが主導し、消防本部からもベテラン指導者が応援に駆けつけ、丁寧で質の高い訓練が提供されました。
救命処置訓練はサーキットを支援している医療センターのスタッフが行っているため、今回の訓練では、クラッシュにより「意識はあるが脊椎の損傷が疑われるドライバー」を想定して、現場からサーキット内の医務室、そして救急隊へ引き継ぐまでの手順とスキルの習得を目標に行いました。
内容はLSOが開発した「Extrication Basic」プログラムに沿って、緊急時の評価、脊椎損傷が疑われる傷病者の扱い方、ログロール法、ログリフト法、ヘルメット、頚椎カラー、バックボード使用などの基礎訓練を行った後に、緊急時の手順と役割のシミュレーション、そして車両からの救出や場内救急車の扱い方など、実際に事故が発生した時を想定した内容がカバーされました。
写真1:LSOの解説動画(Youtube)を視聴

写真2:チームに別れてログロール、ログリフトの練習

写真3:場内救急車の扱い方を習得

写真4:実車からの救出訓練

住友ゴム工業株式会社様 救命・救急研修 ― 2025年01月10日
日程:2025年1月8日(水) 13:00〜16:00
会場:本社会議室(兵庫県神戸市)
担当:伊東和雄(LSO事務局)
参加:36名
毎年恒例で実施している住友ゴム工業様の救命・救急研修が開催されました。
冒頭にたいへん辛いお話になりますが、毎年講師を担当いただいている小平博先生(救急医/LSOインストラクター)が年初に逝去され、ご本人も楽しみにされていた研修へのご参加がかないませんでした。研修のはじめに参加者一同でご冥福をお祈りし、今までのご尽力に感謝を申し上げました。
研修は下記2つのテーマで行いました。
1. 心肺蘇生とAED使用の実技練習
2. きずの手当て(実習:包帯の巻き方)
心肺蘇生とAEDは毎年必ず復習しており、その成果もあって皆さんの記憶状態は良好でした。また今回は練習後にオートショックAEDを紹介し、シミュレーションを行いました。
きずの手当てにおいては先ず、きずの種類や感染防止の注意点を確認しました。
巻き方の実習では、らぜん巻き、麦穂帯、亀甲帯の各々を練習し、最後に手の甲から前腕、肘までを連続で巻く練習を行いました。1時間半程度の練習でしたが、最後にはきれいで快適な巻き方が出来るようになりました。
モータースポーツ会場だけでなく日常生活においても、いつどこでけがや急病人に遭遇しないとはかぎりません。今年もどうぞ安全に留意しながらご活躍ください!
写真1:解説動画を視聴

写真2:心肺蘇生とAEDの使用

写真3:包帯の巻き方練習

岡山国際サーキット ファーストエイド・レスキュー講習会 ― 2025年01月10日
日程:2025年1月5日(日)
会場:岡山国際サーキット タワー2Fブリーフィングルーム
参加:15名
担当:山根尚也(LSOインストラクター/岡山国際サーキット)
伊東和雄(LSO事務局)
新年あけましておめでとうございます。
LSO認定講習は今年も岡山国際サーキットでスタートを切りました。
今年は年末年始の休暇期間が長かったため開催日がお正月休みの最終日になりましたが、15名の有志がサーキットに集まって救命処置の練習を行いました。
また参加者の3分の1が新規参加だったため、経験者の方には新人とチームを組んでいただき復習とアドバイスを併行して行ってもらいました。
講習内容はLSO認定プログラムに沿って、現場の安全確保や緊急性の評価に続き、救命処置や止血法、けがの調査と注意点を確認しました。
後半にはLSOが新しく開発した救出訓練用プログラムの動画解説を見てから、ログロールやバックボードの使用、ヘルメットの標準的な離脱手順、さらに四輪ドライバーにおけるFHRの扱い方などを確認しました。
LSOの救出訓練用動画は好評で、細部の注意点まで分かりやすく練習しやすかったとの評価をいただきました。このプログラムは今シーズン開始前には公開できる予定です。
岡山国際サーキットの皆さん、公開前の試用にご協力いただきありがとうございました。
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:止血法(ターニケットの使用)

写真3:バックボードへの収容

写真4:ヘルメットとFHRの確認

救出訓練用に 「Extrication Basic」 プログラムを開発中 ― 2024年11月20日
LSOの認定講習では救命処置や応急手当に加え、モータースポーツや交通事故などで首や背中(脊髄)の損傷が疑われる際の対応方法を学んでいます。
そしてサーキットをはじめとした競技会場で活動するレスキューメンバーは、こうした高エネルギーによる損傷を想定した訓練を頻繁に行っています。
そこでLSOではサーキットと連携し、救出訓練の際に必要な基礎知識や基本スキル、さらに現場における応用方法を標準化するため、救出訓練プログラムとしてテキストと動画にまとめる作業を進めています。
プログラム開発は2023年に開始し、サーキットから選出されたタスクメンバーの協力により内容の検討が進められてきました。
また必要な画像の撮影も順調に進み、開発の最終段階に入ってきた状況になりましたので、ここまでの経過をご紹介いたします。
プログラムの概要(予定)
1.脊椎運動制限(SMR:Spinal Motion Restriction)の基本手技
1)SMR の要点
2)ログ・ロール
3)リフト
2.救出用具の使用
1)頸椎カラー
2)バックボード / スパインボード
3)スクープストレッチャー
4)陰圧式スプリント(ビーンズバッグ)
5)KED(Kendrick Extrication Device)
3.ヘルメットの取り扱い
1)仰向きでのヘルメット離脱(二輪)
2)着座状態でのヘルメット離脱(四輪)
4.救出活動の実際
1)活動にあたっての注意
2)二輪ライダーの救助
3)四輪ドライバーの救出
4)救急車内ストレッチャーの使用
テキスト用に撮影した写真の一部を下記に掲載しましたのでご覧ください。これらの写真はモビリティリゾートもてぎ、および筑波サーキットの協力により撮影したものです。
プログラムは来シーズン開始までにパイロット版を完成させ、その後にサーキットの医療チームやレスキューメンバーなどから意見や助言をいただきながら改訂を重ねて行く予定です。
このプログラムがモータースポーツ安全活動における基本知識とスキルの標準化に役立つことを願っております。
写真1:ログ・ロール法(うつ伏せ)

写真2:ログ・リフト法

写真3:頸椎カラーの装着

写真4:バックボードへの収容

写真5:ヘルメットリムーバーの使用(二輪)

写真6:ヘルメット&FHRの離脱(四輪)

写真7:スクープストレッチャーへの収容

写真8:スクープストレッチャーへの収容(うつ伏せ)

レスキュー・ファーストエイド講習会 スポーツランド生駒 特別コース ― 2024年01月22日
日時:2024年1月20日(土) 9:00〜17:00
会場:芸術会館美楽来(奈良県生駒市)
受講者:15名
スポーツランド生駒では前回2018年にLSO認定講習を行いましたが、その後のコロナ禍により5年ぶりの再開となりました。
今回の参加メンバーは半数以上が新規受講者で、スタッフやオフィシャルメンバーがベテランから新人まで順調に引き継がれている印象でした。
スポーツランド生駒はカートと二輪を主な対象とするサーキットですが、施設内で医療対応するような大規模サーキットではないため、施設内でけが人や急病人が発生した際にはコース内外を問わず、スタッフやオフィシャルの皆さんが第一応答者として協力して医師や救急隊に傷病者の命を引き継がなくてはなりません。
講習では現場の安全確保や傷病者の救命処置に加え、高エネルギー外傷の際の緊急度評価や、傷病者の扱い方、そして二輪用ヘルメットのリムーバーシステムなどを確認しました。
一日のスケジュール目一杯まで、皆さんが真剣に練習に取り組みました。
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:ログ・ロール法

写真3:ヘルメットの取り扱い

住友ゴム工業株式会社様 救命・救急研修 ― 2024年01月15日
日程:2024年1月10日(水) 13:00〜16:00
会場:本社会議室(兵庫県神戸市)
担当:小平 博(LSOインストラクター/兵庫県丹波県民局丹波健康福祉事務所/救急医)
伊東和雄(LSO事務局)
参加:48名
LSOオフィシャルスポンサーの住友ゴム工業様では、毎年年始に安全講習を行っています。コロナの影響で2021、2022はリモート、そして昨年は久しぶりに対面講習が復活できましたが、今年は地元救急医の小平博先生が4年ぶりに対面講習への参加が可能となり、実技や質問へのアドバイスを行っていただきました。
研修は下記の3テーマで行いました。
1. 心肺蘇生とAED使用の実技練習
2. 応急手当にかかわる質疑応答
3. 四輪レース用ヘルメットFHRシステム(HANS)の確認
心肺蘇生とAED使用については、毎年復習している成果で皆さんのスキルや知識の記憶状況は良好でした。またCPR実施やAED使用にあたっての質問が多く上がり、緊急時に積極的に行動する意欲を強く感じました。
質疑応答では、救命処置に加え感染症対策や健康管理、さらにこどもが突然のけいれんを起こした際の対応など、日常生活で起こりうる緊急時への質問も多数寄せられました。
さらに四輪レースでドライバーが使用しているFHRシステムの現物を見ながら、機能や装着方法などを確認しました。
タイヤメーカーの方々は各カテゴリーの会場に頻繁に出張されるため、会社の日常業務だけでなく、モータースポーツ会場でけがや急病人が出た際にも応急手当の実施が期待されます。
今年もどうぞ安全に留意しながらご活躍ください!
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:質疑応答の様子

写真3:四輪レース用FHRの確認

最近のコメント