Life Supporting Award 表彰のご紹介 ― 2024年10月25日
LSOが実施している認定プログラム 「Life Supporting First Aid」 を修了された方が、けがや急病人に対し、手当てを行った善意と勇気を賞賛するものです。
鈴鹿サーキット主催のLSO認定講習会に毎年参加している島田さんから、応急手当実施のご報告をいただきました。趣味で行っているウォーキングの際に遭遇した傷病者への手当てです。
1.手当実施者:島田渉二さん
2.手当て実施日:2023年 7月 20日 14時半頃
3.場所:京都府内 山科川堤防上の道路
4.傷病者の概要:熱中症で意識混濁し歩行不可となった高齢女性の手当と、救急隊への引き継ぎ
5.手当ての概要:
夏の猛暑で熱中症予防かアラートが出ていた日でした。
堤防上の道路は約3kmほどあり、日差しを遮る物がありません。
横になっていた高齢女性がいて、その方からは明らかに異常な量の汗が滴り落ちていたので、「大丈夫ですかー?」と声を掛けましたが、返答がありませんでした。
今度は膝をついて顔を覗きこみ声掛けたら頷く動きはありました。
119番に通報し、その後に回復体位をとったところ、少し呼吸が楽になった様子でした。
しばらくして救急車が到着しましたが、隊員がこちらに来ないので呼びに行ったところ、途中にもう一人倒れていました。
その方は意識不明だったのでそちらを優先的に搬送することになりました。そして、すぐにもう1台来るように手配するので、それまで付き添っていてくださいと依頼されました。
程なく次の救急車が到着し、ストレッチャーに乗せるのを手伝いましたが、下にしてた腕が赤くなっており、何か敷いてあげれば良かったと思いました。
正直なところ、私自身が熱中症になるのではないかと思うような暑さでしたが、救助に協力出来て良かったです。
事務局コメント:
近年の夏の暑さは尋常ではなく、散歩中や日常の活動中に熱中症になる人も多いのではないかと思います。高齢の方に限らず、自分自身の予防対策や、具合の悪い人を見かけたら島田さんのように声をかけてあげることが大切と思いました。

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