JMRC関東主催 応急手当実務講習会 ― 2025年03月31日
日程:2025年3月30日(日)
会場:機械振興会館(東京都港区)
受講者:32名
インストラクター:平野和久、渡辺直良、斎藤健一、中村由美子、中村優一(JMRC関東)、伊東和雄(LSO事務局)
JMRC関東事務局:工藤澄乃、関根基司
JMRC関東が主催するLSO認定講習会は毎年シーズン始めに実施しており、今年も多くの方が参加され盛況でした。さらにJMRC関東に所属するLSO公認インストラクター5名が運営や実技指導を行ったことで、丁寧でスムーズに進行されました。
参加者は新規の方が半数以上でしたが、インストラクターのアドバイスに加えて参加経験者が協力しながら問題なく救命スキルを習得することが出来ました。
また質問も積極的に出され、各インストラクターが回答を行っていました。
さらに講習後半ではLSOの新プログラムExtrication Basicを紹介し、ログ・ロール法やヘルメット&FHRの扱いを確認しました。
JMRC関東主催講習はインストラクターの参加が最も多く、共助の意識付けが積極的に行われています。これからもJMRC関東事務局とインストラクター各位の協力体制で、安全向上に取り組んで行きたいと思います。
写真1:講習会場の様子

写真2:心肺蘇生とAEDの使用

写真3:止血法(直接圧迫止血)

写真4:ログ・ロール法

LSO定期講習会 (2025年 第1回) ― 2025年03月10日
日程:2025年3月8日(土)
会場:大田区池上会館(東京都大田区)
受講者:3名
担当:伊東和雄(LSO事務局)、内田孝一、一桝晃伸(LSOインストラクター)
2025年第一回のLSO定期講習会を行いました。
今回の参加者はモータースポーツ活動に関わるメンバーだったので、LSO認定プログラムに沿って救命処置およびけがの調査を練習した後に、新しく開発したExtrication Basicプログラムの概要を紹介し、脊椎損傷が疑われる際の注意点を確認、そしてログ・ロール法による体位変換やヘルメットとFHRの機能や扱い方を確認しました。
新プログラムExtrication Basic 「救出活動に必要な知識とスキル」 は、間もなくLSOホームページで公開され、どなたでも閲覧できるようになります。
また、定期講習会にはどなたでもお申込みできますので、どうぞご参加ください。
開催予定、申込み方法など、詳しくはLSOオフィシャルサイトをご覧ください。
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:ログ・ロール法の練習

写真3:ヘルメットとFHRの扱い方

筑波サーキット ファーストエイド・レスキュー講習会 ― 2025年03月05日
2025年3月2日(日)18名 オフィシャル対象
2025年3月3日(月)23名 サーキット職員対象
会場:筑波サーキット サーキットホール
参加:計41名
担当:大嶋雅弘(LSOインストラクター/救急救命士)、伊東和雄(LSO事務局)
協力:筑波サーキット所属救急救命士(中路さん、中島さん、八木さん)
シーズン前恒例の筑波サーキット主催講習会が行われ、日曜日はオフィシャル対象、月曜日はサーキットスタッフ対象で実施されました。
今年も筑波サーキットに所属する3名の救急救命士の方々が実技指導にご協力いただき、丁寧で充実した訓練を実施することが出来ました。
実習はLSO認定プログラムに沿って、現場と救助者の安全確保、救命処置、けがの調査と手当てを練習しました。
サーキットには2種類のAEDが合計10台設置されています。ついてAED訓練に際しては各機種の作動方法や設置場所などについて、救命士の方から具体的な説明が行われました。
また練習後半に行ったけが人への対応訓練では、LSOの新しい救出訓練プログラムを紹介した上でログロールやボードの使い方、ヘルメット・リムーバーの使い方なども確認しました。
サーキットの救命士と現場で連携がとれる場合だけでなく、スタッフやオフィシャルだけで対応を始めなければならない場合もあるため、様々な状況に対応できるように対応方法の確認やディスカッションが行われました。
写真1:動画解説を視聴

写真2:サーキットに設置しているAEDを説明

写真3:心肺蘇生とAEDの使用訓練

写真4:ヘルメット・リムーバーの使用

スポーツランドSUGO ファーストエイド&レスキュー講習会 ― 2025年02月26日
日程および参加者:
2月23日(日) オフィシャル対象 23名
2月24日(月) スタッフ対象 9名
会 場:スポーツランドSUGO ウィナーズサロン
担 当:一條裕之、佐藤弘子、桑谷 伸(SUGO)、伊東和雄(LSO事務局)
毎年恒例のLSO認定講習会が今年も2日間にわたって実施されました。
全国で大雪が降る中でしたが、SUGOは幸い雪の影響を受けることなく例年通りの訓練を行うことが出来ました。
1日目のオフィシャル講習は3分の1くらいの方が初参加だったため、経験者とチームを組んで練習に取り組みました。そして講習後半にはLSOが開発した救出訓練プログラムを紹介し、動画教材を使用しながら脊椎損傷が疑われる傷病者への対応訓練を行いました。
また2日目のスタッフ対象講習では、ログロールの基本スキルに加え、二輪ライダーフル装備の状態から、ログロールでスクープストレッチャーに収容する訓練や、ヘルメットリムーバーの使用、さらに四輪で使用するHANSの取り扱いなども確認しました。
現在SUGOではコース舗装の全面張り替え、ゼブラを新タイプに交換、一部コースレイアウトを変更するなど、大規模な改修工事が行われています。間もなく始まるシーズンに向けて、ハード面、ソフト面、安全管理などの準備を精力的に行っている印象でした。
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:全身のけがの調査

写真3:二輪ライダーの収容(スクープストレッチャー)

写真4:ヘルメット・リムーバーの使用

JMRC埼玉 ファーストエイド&レスキュー講習 ― 2025年02月17日
日程:2025年2月16日(日)
会場:国立女性教育会館(埼玉県比企郡嵐山町)
受講者:3名
インストラクター:渡辺直良(JMRC埼玉)、伊東和雄(LSO事務局)
JMRC埼玉では毎年LSO認定講習を開催しています。認定期限の関係で今年は参加者が3名(昨年は25名)となりましたが、人数の多少にかかわらずシーズンへの備えとして定例開催を行っています。
講習は、モータースポーツイベント会場で傷病者が発生したという想定で現場の安全確保や感染防止、さらに傷病者に対する緊急度の評価、心肺蘇生とAEDの使用、止血とショック管理などの救命処置訓練を行い、その後に脊椎損傷が疑われる傷病者への初期対応としてのログロール法やバックボードによる運動制限、さらにヘルメットとFHR(HANS)の扱い方を練習しました。
さらに突然生命の危機となる脳卒中の早期発見方法を練習しました。
少人数でしたが質問や自分の経験談も多く出され、充実した講習会になりました。
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:上腕止血点の圧迫

写真3:ヘルメット&FHRの扱い方

GRガレージコンサルタント特別コース ― 2025年02月17日
日時:2025年2月14日 9:00〜17:00
主催:トヨタ自動車株式会社 GRコンサルタント研修事務局
会場:ミッドランドスクエア会議室(愛知県名古屋市)
参加:10名
担当:額田信明(LSOインストラクター)、伊東和雄(LSO事務局)
2024年度第2回GRガレージコンサルタント対象としたLSO認定講習会が実施されました。前回8月に行った猛暑と対象的な寒さの中で、今回も各地のGRガレージから10名の有志の方々が名古屋に集まりました。(念のため、会場内は常に快適な環境です)
日常の接客や整備業務に加えて試乗会やイベントなどの際にも、お客様のけがや急病に適切な初期対応を行うため、参加者の皆さんが積極的に練習に取り組みました。
講習は、イベント中にお客様が倒れたという想定から手当のステップに沿ってスタートし、現場の安全確保や緊急時の評価、心肺蘇生やAED、止血とショック管理などの救命処置、そしてけがの調査、脊椎損傷が疑われる場合の注意点や傷病者への対応方法を練習。さらに脳卒中の早期発見方法を実技で行いました。
自動車関係のイベントは通常起こる急病に加え、クルマの走行に伴うけがのリスクも想定しなければならないため、この講習は今後も実施して行きたいとのことです。LSOとしてもモータースポーツを通して培った安全のノウハウを生かしていただくことは大歓迎なので、積極的にご協力したいと考えております。
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:ターニケットによる止血

写真3:ログ・ロール法

JMRC中部 レスキュー講習会 ― 2025年02月10日
日時:2025年2月9日(日) 9:00〜17:00
会場:鈴鹿サーキット ピットビル2Fホスピタリティラウンジ(三重県鈴鹿市)
参加:34名
担当:渡邉和雄、小出正則、山田浩二(LSOインストラクター)、伊東和雄(LSO事務局)
協力:JMRC中部事務局の皆さん
JMRC中部主催のLSO認定講習会は毎年2月に開催していますが、今年は大寒波の影響で三重県内も積雪となり、前日から周辺の高速道路も通行止めになりました。
そのような中で、申し込みをされた34名の参加者が朝イチから集合し、スケジュール通りの講習が実施されました。
実習においては参加者の熱心な取り組みに加え、4名のインストラクターがくまなく実技指導を行うことで、全員が質の高い救命スキルを習得することが出来ました。
この講習の参加者はサーキットで活動されている方だけでなく、ラリー、ダートトライアル、ジムカーナ、カートなど各競技にわたっていますが、すべての状況で優先される緊急時の評価と救命処置、さらにモータースポーツに特徴的な高エネルギー外傷への対応などを、実技を交えて学びました。
写写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:直接圧迫による止血

写真3:全身のけがの調査

LSFAインストラクター アップデートセミナー2025 ― 2025年02月07日
日程 2025年2月1日(リモート)、2月2日(対面)
参加 92名
LSOが採用している認定プログラム(LSFA)のインストラクターを対象とした「アップデートセミナー2025」が開催され、参加92名のうちLSOから25名のインストラクターが参加しました。
インストラクターセミナーは認定コース指導に必要な最新の知識やスキルをアップデートするため毎年開催されており、今年も熱気のある研修が展開されました。
また従来は対面セミナーのみでしたが、コロナの流行以降リモートセミナーが加わることで、遠路のインストラクターも参加しやすくなりました。
今年のセミナー概要は以下の通りです。
1.統計データアップデート
1)人口動態統計:死因別、年齢別、不慮の事故、SIDS(2023確定数)
2)教育・保育施設事故報告
3)交通安全白書
2.国際ガイドライン変更の推移
2000→2005→2010→2015→2020→2025?
3.コロナ後のCPR訓練について
吹き込み練習の再開方法
4.その他関連情報アップデート
熱中症診療ガイドライン、ターニケット、オートショックAED
5.LSOの救出訓練プログラム「Extrication Basic」紹介
また今回はLSOが2年がかりで開発した救出訓練用プログラムの紹介とデモンストレーションを行いました。新プログラムのテキストはLSOホームページに掲載され、QRコードで動画が参照できるようになります。プログラムは間もなく公開予定です。
このセミナーはLSFAインストラクター資格者のみが対象なので一般の方は参加できませんが、ぜひ皆さまもLSO講習に参加し、インストラクターから最新情報とスキルを習得してください。お待ちしております!
写真1:講義とディスカッション

写真2:LSOの新プログラム紹介

写真3:ターニケット使用方法の確認

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