SUPER GT 公式テスト 救出訓練 ― 2017年06月27日
日程:2017年6月17日〜18日
会場:スポーツランドSUGO
会場:スポーツランドSUGO
7月に行われるSUPER GT第4戦菅生大会を1ヶ月後にひかえ、公式テストが行われました。
本戦の大会中と違って、公式テスト時は充分な訓練時間がとれることから、サーキットのメディカル&レスキューチームにより積極的な訓練が繰り返されました。
今シーズンはGT500クラスのリムーバブルシートが改良され、救出用ベルトの位置が変更されました。また、高エネルギーのクラッシュがあった際に、車内で巻き上げ式ベルトによりリムーバブルシートを挙上させる方法が新たに採用されたため、それらの確認と訓練が行われました。
インターバルのピットウォークにおいては、2日間ともコントロールタワー前での救出デモンストレーションが行われ、来場したお客様にも公開されました。
公式テスト走行時のアクシデントにおいては、FROとサーキットのメディカル・レスキューチームがコース上に配置され、先着チームから消火、救出活動を開始しながら共同作業を行いました。
写真1:早朝の救出訓練
写真2:新型リムーバブルシートの確認
写真3:ピットウォーク時の公開デモンストレーション
SUPER GT 公式テスト 救出訓練 ― 2017年03月23日
日程:2017年3月18日〜19日
会場:岡山国際サーキット
会場:岡山国際サーキット
SUPER GTもいよいよシーズンインとなり、公式テストが始まりました。
開幕第1戦岡山大会を前に、FROとサーキットのメディカル&レスキューチームにより、レスキューモノコックを使用した訓練を行いました。
500クラスにおいては、昨シーズンまで使用していたリムーバブルシートに改良が加えられ、ドライバー固定や、シート吊り上げの際のベルト位置が変更されました。
また救出時の吊り上げ方法も、ロールケージを利用しベルトを巻き取りながら吊り上げる方法が検討され、レスキューモノコックで確認を行いました。
さらに、電動で吊り上げる新しいディバイスも開発され、実用化に向けた確認を始めました。
写真1:改良されたリムーバブルシートの変更点を確認
写真2:ベルトを使用したリムーバブルシートの吊り上げ確認
スポーツランドSUGO レスキュー講習会 ― 2017年03月07日
日程および参加者:
3月5日(日) オフィシャル対象 23名
3月6日(月) スタッフ対象 23名
会 場:スポーツランドSUGO ウィナーズサロン
3月5日(日) オフィシャル対象 23名
3月6日(月) スタッフ対象 23名
会 場:スポーツランドSUGO ウィナーズサロン
今年もスポーツランドSUGO主催のLSO認定コースが実施されました。
日曜日はオフィシャル対象、月曜日はスタッフ対象で、合計46名が参加しました。
日曜日はオフィシャル対象、月曜日はスタッフ対象で、合計46名が参加しました。
SUGOは国際レーシングコース、カートコース(西コース)、モトクロスコース、トライアルコースがあり、二輪、四輪とも多彩な種目を開催しており、二輪と四輪の双方でオフィシャル活動をしている人も多いため、いろいろな事故状況を想定した練習を行いました。
また今シーズンからAEDメーカーの支援による社会貢献プロジェクトとして、SUPER GT大会において55台のAEDが無償貸与されます。大会中は参加する各チームに加え、サーキット運営車両にも10台のAEDが設置され、既存のAEDに加えて活用される予定です。
参加者の皆さまが、スタッフの一員として緊急時の第一応答者としての役割を担えるよう、積極的に練習を行いました。
写真1:心肺蘇生とAEDの使用
写真2:上腕止血点の圧迫
写真3:迅速なけがの調査
写真4:救助者7名によるリフト
訓練たくさんやりました! ― 2016年11月14日
日程:2017年11月11日〜13日
SUPER GT第3戦&第8戦もてぎ大会
SUPER GT第3戦&第8戦もてぎ大会
熊本大地震で延期になった第3戦と、最終戦となる第8戦が、ツインリンクもてぎで行われました。
今回は一日多い日程で、金曜日に公式練習、土曜日と日曜日にはそれぞれ第3戦、第8戦の予選、決勝が行われ、たいへん忙しいスケジュールとなりました。
今回は一日多い日程で、金曜日に公式練習、土曜日と日曜日にはそれぞれ第3戦、第8戦の予選、決勝が行われ、たいへん忙しいスケジュールとなりました。
以前からお伝えしているように、もてぎのレスキューチームはたいへん練習熱心で、3日間、とにかく時間があれば訓練、訓練。
今回も各日の朝晩、そしてピットウォークのインターバルなどを利用して訓練を繰り返しました。
土曜日の第3戦決勝レースでは、同時に2カ所でクラッシュによる救出活動がありましたが、実戦も訓練通り、粛々と救助活動と車両撤去、コースリカバリーが行われ、SCコントロールによりレースが再開されました。
SUPER GTのFROチームとの連携もたいへんスムーズに行われ、お蔭さまで今期のSUPER GTシリーズは最終戦を無事終えることができました。
写真1:実車救出訓練(SUPER GT)
写真2:実車救出訓練(FIA-F4)
写真3:訓練用モノコックを使用した救出
SUPER GTタイ大会での訓練 ― 2016年10月17日
日程:2016年10月8日〜10日
タイ大会は今年で3年目になります。
当初は日本語-英語-タイ語という言葉のカベがありましたが、3年目を迎えてお互いにコミュニケーションのコツも覚え、相互の信頼感が格段に向上しています。
SUPER GTは車種が豊富なことが特徴の一つですが、これは救出や救助面から見ると、車両ごとの個性を知っておくことが必要になります。
本大会では金曜日から主要なマーシャルが集まり、救出や車両吊り上げなど基本的スキルを確認、土曜日の朝にはチームの協力を得て、実車からの救出訓練を行いました。
本大会では金曜日から主要なマーシャルが集まり、救出や車両吊り上げなど基本的スキルを確認、土曜日の朝にはチームの協力を得て、実車からの救出訓練を行いました。
気温が30度を超える暑熱下で、日本から行ったFROチームと、現地タイのレスキューチームが、大量の汗を流しながら、訓練と準備を行いました。
決勝レースでは2回のクラッシュと衝突事故がありましたが、幸いドライバーの負傷やレース中断などもなく、すばらしいレースを観客に披露することが出来ました。
皆さま、お疲れさまでした!
皆さま、お疲れさまでした!
写真1:訓練用モノコックによる救出
写真2:マーシャルカーを使用した吊り上げ訓練
写真3:実車による救出訓練
ツインリンクもてぎ 救出訓練 ― 2016年04月04日
日程:2016年4月2日
スーパー耐久シリーズ第1戦 もてぎ5時間耐久レース
スーパー耐久シリーズ第1戦 もてぎ5時間耐久レース
先週までのSUPER GT公式テストに続き、いよいよスーパー耐久シリーズが開幕となりました。
今年の第1戦は参加台数が62台! レスキュー&メディカルチームも気合が入ります。
今年の第1戦は参加台数が62台! レスキュー&メディカルチームも気合が入ります。
土曜日朝はマーシャルカーを使用した訓練、そしてお昼のピットウォークの時間帯を利用し、ピットで実車救出訓練を行いました。
今回の訓練は新人のレスキューマーシャルが主体となって実施し、ベテランのマーシャルが指導するという展開で行いました。一つ一つの動作や注意点をていねいに指導する姿を拝見し、層の厚さを実感しました。
毎年の新車種登場に加え、救出方法も、背景となるエビデンスの追加や推奨の変更があり、常に試行を繰り返さなければなりません。
しかし訓練熱心はもてぎの真骨頂。必ず良い成果を上げ、ドライバーを守ってもらえると感じました。
しかし訓練熱心はもてぎの真骨頂。必ず良い成果を上げ、ドライバーを守ってもらえると感じました。
写真1:KEDによる車内での固定
写真2:KEDとバックボードを併用した救出
写真3:実車救出訓練
SUPER GT 公式テスト 救出訓練 ― 2016年03月24日
日程:2016年3月19日〜20日
会場:岡山国際サーキット
会場:岡山国際サーキット
いよいよシーズンインとなり、実戦訓練が始まりました。
SUPER GT開幕第1戦岡山大会を前に、FROとサーキットのメディカル&レスキューチームにより、レスキューモノコックを使用した訓練を行いました。
SUPER GT開幕第1戦岡山大会を前に、FROとサーキットのメディカル&レスキューチームにより、レスキューモノコックを使用した訓練を行いました。
訓練は公式テスト19日と20日、両日のインターバルに実施、基本的な車種別、状況別の3パターンの救出方法と手順を確認しながら行いました。
今年からGT500クラスに加え、GT300クラスも新型のFIA-GT3車両ではルーフの一部が開口できるようになったため、乗車状態でヘルメットとHANSを離脱し、頸椎運動制限のためのカラー装着が可能となりました。
GTは車種が多く覚えるのがたいへんですが、現場での対応力を向上させるには繰り返しの訓練が何より重要と感じました。
写真1:レスキューモノコックからの救出
写真2:救出後の固定
SUPER GT 2015シーズン終了 ― 2015年11月19日
SUPER GTは、11月15日(日)に、第8戦もてぎ大会が行われ、2015年シリーズ戦を終了しました。
シーズン中には大きな火災やクラッシュなど、肝を冷やす場面もありましたが、ドライバーの負傷もなく無事終えることができました。
FRO(First Rescue Operation)は2002年から運用開始していますが、当初から14年間にわたりFROドライバーとして活躍していた 星野 薫さんが、今シーズンをもって引退されました。
FROは引き続きSUPER GTシリーズで運用される予定ですが、星野さんの功績を引き継いで、若いメンバーによる今後の活躍が期待されます。
星野さん、ほんとうにお疲れさまでした。たまには先輩として、FROチームに「活!」を入れに来てくださいね。
写真1:FROメンバー2015
写真2:星野 薫さん お疲れさまでした!
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