鈴鹿サーキット ファーストエイド&レスキュー講習会2022年06月06日

日時:2022年6月5日(日) 9:00〜17:00
会場:鈴鹿サーキット ピットビル2Fホスピタリティラウンジ(三重県鈴鹿市) 
参加:26名
指導メンバー:伊東和雄、渡邉和雄(LSOインストラクター)、山下正憲、長嶋亮太(鈴鹿サーキット)

昨年に続き、感染対策を継続して行いました。
この講習の参加メンバーは、鈴鹿サーキットでレースイベントが開催される時のオフィシャルとして、コース、レスキュー、パドック、技術、計時など様々な役割で活動している方々に加え、サーキット職員としてレース運営や遊園地、プール施設などで活動する方々です。

実技練習にあたっては、主催の鈴鹿サーキットから山下さん、長嶋さんに応援いただき、4名の指導者による十分なサポート体制を築きました。

実技は、コロナ流行期の感染対策を踏まえた救命処置に加え、コース上でクラッシュや転倒事故が起こった際のけが人への対応訓練を実施、さらに溺水事故の際の注意点を確認しました。
各練習項目において質問がたいへん多く出され、たいへん積極的な講習が展開されました。

すでにシーズン中盤となり、コース上の事故に加えてサーキットに訪れるすべての方々の事故や急病に備え、応急手当の第一応答者として貢献いただけることと思います。

写真1:心肺蘇生とAEDの使用
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:迅速なけがの調査
写真2:けがの調査

写真3:救助者7名によるリフト(毛布を使用)
写真3:救助者7名によるリフト(毛布使用)

写真4:ヘルメットの取扱い
写真4:ヘルメットの取り扱い


住友ゴム工業株式会社様 救命・救急研修2022年01月08日

日程:2022年1月6日(木) 13:30〜15:00
会場:リアルタイムWEBセミナー(Zoom)
担当:小平 博(LSOインストラクター/兵庫県立淡路医療センター 救命救急センター)
         伊東和雄(LSO事務局)
参加:43名

LSOの活動は毎年、住友ゴム モータースポーツ部の救命・救急研修から幕開けとなりますが、昨年は新型コロナ感染拡大の影響で、事前に収録した研修動画を視聴するオンデマンド方式で行いました。

そして今年もオミクロン株による感染急拡大により、対面での実技練習を断念しリモートで実施することになりましたが、今回はZoomを利用してリアルタイムでお互いの顔を見ながら研修を行いました。

研修では事前に参加者からいただいた質問項目に沿って、いつも講師としてご協力いただいている小平先生から一つひとつ丁寧に回答と解説をしていただきました。

研修のテーマは下記の通りです
1.危険な現場への対応について
   1)現場での安全確保(交通事故など)
   2)火災現場と手当て(熱傷、一酸化炭素中毒)
2.新型コロナへの対応
   1)CPRにおける感染防止
   2)日常の感染予防
   3)ワクチンについて
3.事故現場でのヘルメットの扱い
4.急病の予防と手当て
 心疾患、脳卒中、家庭用AEDについて
5.生物のけが
 ハチ刺傷の対処

モータースポーツ部の皆さんは直接コース内で救助活動を行う役割ではありませんが、リスクの高い現場で活動していることから、職場や日常生活を含めた安全への意識を高く感じました。
回答いただいた小平先生からも、皆さんが不安に思われていることがこんなに多いのかと驚いていますとの感想でした。
来年はコロナ感染が収束し、対面での実技訓練ができることを一同願っております。

住友ゴム工業株式会社様 救命・救急研修2020年01月14日

日程:2020年1月9日(木)
会場:本社会議室(兵庫県神戸市)
担当:小平 博(LSOインストラクター/兵庫県立淡路医療センター 救命救急センター)
          伊東和雄(LSO事務局)
参加:40名

今年も恒例の、住友ゴム社救命・救急研修を実施しました。
今年は下記のテーマで研修を実施しました。

第一部: 心肺蘇生とAEDの使用(実習)
第二部: けがの手当て(講義と実習)
      ・容器の破裂や事故などによりガラスの破片が刺さったときの応急手当
      ・走行直後のエンジンやマフラーに誤って触れ、やけどを負ったときの応急手当

この研修では、心肺蘇生とAED使用の実技練習を必ず実施しています。
練習はLSOプログラムのビデオとテキストを確認してから、小平先生のデモンストレーションを見学。その後に3人ずつのチームに別れて実習を行いました。
練習経験豊富なベテランメンバーが自分の復習を行いながら、新人メンバーにアドバイスを行い、とても効率良い実技練習を行うことが出来ました。

第二部では事前にご要望いただいたテーマについて、LSOテキストに沿って解説し、実技を行いました。
ガラスの切り傷については、止血法の実習、さらにターニケットの紹介を行い、使用の可能性や使用する際の注意点を確認しました。また小平先生から、ガラス特有の注意点について解説かありました。

エンジンやマフラーなど金属によるやけどは高温で組織のダメージが大きいので、冷やしながら早く病院へ連れて来るように注意が促されました。

年の初めに、命の大切さを考え、救命スキルの練習から新年の仕事をスタートするという取り組みはすばらしいです。また皆さまの熱心な取り組みにもあらためて感銘しました。

写真1:心肺蘇生とAEDの使用
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:上腕止血点の圧迫
写真2:上腕止血点の圧迫

写真3:ターニケットの紹介
写真3:ターニケットの紹介


SUPER GTシリーズ AED講習会2019年04月01日

日程:2019年3月29日(金)
会場:富士スピードウェイ ブリーフィングルーム
参加者:50名

SUPER GTシリーズにおいては、2017シーズンからAED適正配置プロジェクト(株式会社トランスミッション、フクダ電子、フィリップス)よりAEDを無償貸与いただいております。
今年もシーズン開始にあたり、運用方法の説明会とAED講習会が行われ、全チームのマネージャーと有志50名が集まりました。

AEDは20台が提供され、うちピットに15台、概ね3チームに1台を配置します。
そして5台は、サーキット常設AEDに加え、お客様が多く利用される場所や運営車両に配置される計画です。

AED講習では14セットのAEDトレーナー機と訓練用人形が用意され、すべての参加者がAED操作体験を実施しました。
参加したチーム関係者はたいへん熱心に実習を行っていました。

いよいよ間近にせまったシーズン開幕に向け、コース上はもちろん、会場内でいつ誰が緊急事態になっても、近くにいる人々が最大限の救命処置を提供しながら医療チームに引き継げるよう、サーキット、主催者、そしてチームが協力して準備をすすめています。

写真1:AED操作方法を説明
写真1:AED操作方法を説明

写真2:チームに分かれてAED実習
写真2:チームに分かれて実習








JMRC関東主催 応急手当実務講習会2019年02月25日

日程:2019年2月24日(日)
会場:機械振興会館(東京都)
受講者:37名
インストラクター:平野和久、斉藤健一、渡辺直良、中村由美子(JMRC関東)、伊東和雄(LSO事務局)
JMRC関東事務局:工藤澄乃

恒例のJMRC関東主催 応急手当実務講習会が開催されました。
今年は新規参加の方が多く、関係する競技種目もレース、ラリー、ダートトライアル、ジムカーナ、カートなど多岐にわたっていました。
実習はパドックで倒れた傷病者を救護する想定から初め、救急車を頼む際の傷病者評価について検討しました。
そして心肺蘇生、AED、止血などの救命処置に続き、けがの調査、脊椎損傷が疑われるけが人の扱い方を練習しました。ヘルメットの扱いは、車外で倒れた場合と乗車状態の場合それぞれで、基本動作を確認しました。

例年より参加人数が多かったですが、JMRC関東に所属する4名のLSO公認インストラクターが丁寧なコーチングを行うことにより、今回もスムーズな講習運営を行うことができました。
皆さまのご尽力に感謝いたします。

写真1:心肺蘇生とAEDの使用
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:全身のけがの調査
全身のけがの調査

写真3:救助者7名によるリフト
写真3:救助者7名によるリフト

写真4:ヘルメットの扱い方(乗車状態)
写真4:ヘルメットの扱い方(乗車状態)



住友ゴム工業株式会社様 救命・救急研修2019年01月12日

日程:2019年1月10日(木)
会場:本社会議室(兵庫県神戸市)
参加:32名

今年も年初恒例の、住友ゴム社救命・救急研修を実施しました。
今年は下記のテーマで研修を行いました。

1. 心肺蘇生とAEDの使用(実習)
2. 現場で必要とされる評価と手当て(講義)
3. 経験事例紹介(スライドでプレゼンテーション)

心肺蘇生とAED実習については、ほとんどのメンバーが毎年参加しているので、スキルの維持状態がたいへん良好でした。また新人の方や初参加の方々には経験者が復習しながらアドバイスしたため、時間的にも効率良く実習ができました。

また今年は主催者からのご要望により、下記の経験事例を紹介しました。
・ 通勤電車内の心停止
・ 溺水による心停止
・ 強風でガラスが吹き飛び切創
・ 原付きでトラックに衝突

毎年のことですが、命の大切さを考え、救命スキルの練習から新年の仕事をスタートするという取り組みはすばらしいと感じました。

写真1:CPR/心肺蘇生の復習
写真1:心肺蘇生を復習

写真2:心肺蘇生とAEDの使用
写真2:心肺蘇生とAEDの使用



JMRC中部 北陸レスキュー講習会2018年12月17日

日時:2018年12月16日(日) 9:00〜17:00
会場:石川県青少年総合研修センター(金沢市)
受講者:20名

JMRC中部では北陸レスキュー講習を隔年で開催しています。
当講習は繰り返し復習で参加される方が多く、認定更新者が14名、新規受講者が6名でした。
関係する競技種目はダートトライアル、ジムカーナ、ラリーです。

実習はLSO認定プログラムに沿って、救助者の安全確保や感染防止、心肺蘇生、AEDの使用、出血性ショックへの対応などの一次救命処置、そして高エネルギーによるけが人を想定し、首や背骨の損傷が疑われる傷病者への注意点や対応方法、ヘルメットの扱い方を練習し、実際にクラッシュしている競技車両から救急隊に引き継ぐまでの注意点や、傷病者の扱い方について意見交換を行いました。
復習参加の方が多かったこともあり、スキルレベルも維持されていて、実習の進行もたいへんスムーズでした。

写真1:心肺蘇生とAEDの使用
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:全身のけがの調査
写真2:全身のけがの調査

写真3:ログ・ロール法
写真3:ログ・ロール法

写真4:救助者7名によるリフト
写真4:救助者7名によるリフト




インストラクター アップデート研修2018年10月11日

日程 2018年10月7日(日) 16:00〜18:00
場所 ツインリンクもてぎ メディカルセンター
参加 3名

ツインリンクもてぎに在籍するLSO公認インストラクターを対象にアップデート研修を行いました。
当サーキットではシーズン後半を迎え、SUPER GTやモトGPなど、大規模な大会が続きます。またSUPER GTにおいてはAED普及プロジェクトの協力により、サーキットに常設されたAEDに加え20台のAEDがピット等の施設内に増設されます。
また先日、当サーキットのパドックで突然の心停止になった方が、職員の迅速な心肺蘇生とAEDの使用によって蘇生するという素晴らしい成果を得ています。

こうした状況を踏まえ、SUPER GT公式テストの前日にインストラクターのアップデート研修を実施しました。
最新の国際ガイドラインを復習した上で、新しく導入されたCPR訓練用のモニター機器を確認し、使用しました。今回は時間が限られていたので、モニターを使用した実技確認は後日追加で実施することにしました。

写真1:CPR訓練用モニター機器を確認
写真1:モニターを使用したスキル確認




このブログについて

LSOは1993年創設以来、年2回のニュースレターとしてLSOメールを発行してまいりました。しかしこの20年間でインターネットやメールなど電子媒体の利便性が大きく向上し、即時性、双方向性、コスト面、そして紙面の制約を受けないなど、多くの利点が発揮されるようになりました。LSOでもこの利点を生かし、2012年7月から、安全活動や講習リポートなどをブログでお知らせすることにいたしました。
なお紙媒体のLSOメールはしばらく休刊し、今後はブログをメインにした活動報告を行って行く予定でおります。

LSOホームページ
http://www.ne.jp/asahi/master/lso/

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