ツインリンクもてぎ レスキュー訓練2017年04月03日

日程:2017年4月1日(土)
スーパー耐久シリーズ第1戦 200×2 Races

昨年に続き、スーパー耐久シリーズ開幕戦もてぎ大会のレスキュー訓練に参加してきました。

何度かレポートしているように、もてぎのメディカル&レスキューメンバーはとにかく訓練熱心で、早朝から待機前までの時間、そしてピットウォークの間など、コース待機の合間で訓練を繰り返し行いました。

朝はスーパー耐久参加チームの協力を得て、実車救出訓練を実施。
昼のピットウォーク時間は、お弁当も後回しで訓練です。東ショートカットに集合し、マーシャルカーを使用した救出訓練。同時進行で車両の牽引や吊り上げなど、リカバリー方法の確認と訓練を行いました。

私は土曜日の参加のみでしたが、日曜日も朝から訓練スケジュールが組まれていました。
今シーズンも、しっかりとしたチームワークでドライバーを守ってください!

写真1:実車救出訓練
写真1:実車救出訓練

写真2:救出訓練&車両リカバリー訓練(東ショートカットにて)
写真2:救出&リカバー訓練

写真3:マーシャルカーを使用した救出訓練
写真3:マーシャルカーでの救出訓練






JMRC栃木主催 応急手当実務講習会2017年04月03日

日程:2017年4月2日(日)
会場:栃木県自動車会館(JAF栃木支部/宇都宮市)
参加者:22名
インストラクター:渡辺直良(JMRC関東)、伊東和雄(LSO事務局)

JMRC栃木主催による初の認定講習会が行われました。

参加者の多くはラリー、ダートラ、ジムカーナ関係の方々で、サーキットのような常設の救急体制がない環境での活動に際し、緊急時の第一応答者の役割を担えるため、練習に取り組みました。

特にラリーは、アクシデント発生から助けが来るまでの間、後続車両のクルーや、直近のマーシャルが対応しなければならないため、主催者だけでなく参加者を含むすべての関係者が、救命処置や応急手当てを知っておくことが大切です。

実習では、事故や急病人の現場での救助者自身の安全確保や、救命処置(119番)の必要性の判断、呼吸管理、心肺蘇生、AEDの使用、止血法に続き、車両内を想定したけがの調査、脊椎損傷が疑われる傷病者の扱い方などを練習しました。

最後にヘルメットとHANSディバイスの操作や離脱時の注意点を確認しました。

実際の救助活動は安全なところで出来るとは限りません。
常に救助者自身の安全確保を優先することを念頭に、練習を行いました。

写真1:心肺蘇生とAEDの使用
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:けがの調査(着座状態を想定して)
写真2:けがの調査

写真3:ヘルメット&HANSディバイスの取扱い
写真3:ヘルメット&HANS










応急手当普及キャラバン モータースポーツジャパン2017 フェスティバル・イン・お台場2017年04月17日

日時: 2017年4月15日(土)、16日(日)
会場: お台場(東京都臨海副都心)
担当: 伊東和雄(LSO事務局)
協力: 工藤澄乃、関根基司(JMRC関東)
      斉藤健一、渡辺直良、中村由美子、平野和久(JMRC関東/LSOインストラクター)

土曜日には強風が心配されましたが、幸いイベントが継続でき、さらに日曜日は暑いくらいの晴天でイベント日和になりました。

今年もJMRC関東と共同でLSO普及ブースを展開し、4名のJMRC関東に所属するLSO認定インストラクターにより、AED操作方法や心肺蘇生などをていねいに指導していただきました。

展示内容は以下の通りです。
1)AED操作体験
 ・人形とAEDトレーナーを2セット用意し、操作体験を行う
 ・AEDパッドを装着した人形を展示
2)応急手当普及
 ・応急手当ビデオを上映
 ・緊急時の手順を紹介したパンフレットを配布
 ・講習風景(JMRC関東2017)のパネル展示
3)モータースポーツレスキュー活動紹介
 ・KEDおよびバックボードで人形を固定し展示
 ・SUPER GTのFRO活動をパネル展示

2日間のAED体験ブース来訪者は167人、うちAEDを操作した人が96名でした。
また来訪者中、こども(未入学児および小学生)が41名でした。

AEDコーナーは家族連れが最も多かったですが、土曜日には中年のグループやカップルなど、様々な人々が来訪されました。

レスキュー展示では、モータースポーツの安全体制について興味をもつ人々からの質問を受けました。また人形展示は、こどもの目にとまるようで、多くのこどもが立ち止まって見ていました。

AEDの存在感は年々増しているように感じます。こどもにAEDの操作体験をさせながら、親が質問してくるという場面が多くありました。モータースポーツ・レスキューの紹介を含め、安全活動啓蒙の必要性をあらためて感じたイベントでした。

写真1:JMRC関東&LSO共同ブースの全景
JMRC関東とLSOの共同ブース

写真2:AED操作体験コーナー
写真2:AED操作体験コーナー

写真3:レスキュー展示コーナー
写真3:レスキュー展示コーナー





LSO定期講習会 (2017年第2回)2017年04月24日

日程:2017年4月22日(土)
会場:大田区池上会館(東京都大田区)
参加:5名

今回の参加者は全員が再認定(復習参加)でした。
青森県から夜行バスの往復で参加された方や、今回で累積8回目の参加となる方など、救命スキル維持に熱心な人たちが集まりました。

国際的なガイドラインの改訂に合わせ、今年からLSOの講習プログラムも新版となったため、変更点を確認しながら実習を行いました。

どなたも高いレベルでスキルが維持されており、充実した再講習となりました。
また最後に全員で記念写真を撮るなど、和やかな雰囲気の講習になりました。

次回は7月8日(土)を予定しています。
LSO定期講習会はどなたでもお申込みできますので、どうぞご参加ください。

写真1:心肺蘇生とAEDの使用
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:ログロール法による体位変換
写真2:ログロールによる体位変換

写真3:ヘルメットの取扱い練習
写真3:ヘルメットの取り扱い

写真4:参加者全員で記念撮影
写真4:参加者で記念撮影



ぐんまラリーネットワーク ファーストエイド&レスキュー講習会2017年04月24日

日程:2017年4月23日(日)
会場:前橋市総合福祉会館(群馬県)
主催:NPOぐんまラリーネットワーク
参加者:17名
インストラクター:渡辺直良(JMRC関東)、伊東和雄(LSO事務局)

この講習は隔年で実施されています。
ラリーでは万一のアクシデントの際に、同乗しているクルーや後続競技車両が第一応答者の役割を担うため、マーシャルだけでなく、参加しているドライバーやコ・ドライバーにも応急手当や救出スキルが求められます。

今回はLSO認定に必要な救命処置と応急手当、頭頸部損傷が疑われる傷病者の注意点や扱い方を練習した後に、ラリー車両を想定した救出方法の検討、そしてHANSやハイブリッドFHRデバイスの着脱方法について検討しました。
近年、ドライバーを守るための各種保護装置が使用されるようになり、これらデバイスの特長や注意点を知り適切に使用することが重要になっています。
一方現場においては、救助者自身の安全確保と救命の優先順位に基づく行動をとることの重要性をあらためて感じました。

写真1:心肺蘇生とAEDの使用
写真1:心肺蘇生とAEDの使用

写真2:迅速なけがの調査(着座状態)
写真2:迅速なけがの調査

写真3:救助者7名によるリフト
写真3:救助者7名によるリフト

写真4:ラリー用のFHRデバイスを検討
写真4:ラリー用FHRを検討





このブログについて

LSOは1993年創設以来、年2回のニュースレターとしてLSOメールを発行してまいりました。しかしこの20年間でインターネットやメールなど電子媒体の利便性が大きく向上し、即時性、双方向性、コスト面、そして紙面の制約を受けないなど、多くの利点が発揮されるようになりました。LSOでもこの利点を生かし、2012年7月から、安全活動や講習リポートなどをブログでお知らせすることにいたしました。
なお紙媒体のLSOメールはしばらく休刊し、今後はブログをメインにした活動報告を行って行く予定でおります。

LSOホームページ
http://www.ne.jp/asahi/master/lso/

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