ニスモ様認定講習会2015年09月04日

日時:2015年9月2日(水) 13:00〜18:00
主催:ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社
会場:ニスモ社内研修室(神奈川県)
参加:8名

毎年恒例で行われているニスモ認定講習会を実施しました。

今回は全員が再認定だったため、救命処置にかかわる実技を主体に復習を行いました。
基本的な手技の記憶は問題なく、スムーズにリフレッシュを行うことができました。

当チームは、SUPER GTのイベント中もパドック内にAEDを準備しており、自分のチームだけでなく周囲の人々の緊急時にも第一応答者として応援できるよう備えています。
危険を伴うスポーツだからこそ、そこに関わるすべての人が応急手当を習得しておくことが大切だと思いました。

講習参加お疲れさまでした!

写真1:心肺蘇生訓練
写真1:心肺蘇生

写真2:心肺蘇生とAED
写真2:心肺蘇生とAED

写真3:直接圧迫止血法
写真3:圧迫止血






ツインリンクもてぎ WTCC リポート2015年09月15日

日程:2015年9月12日(土)〜13日(日)
大会:FIA World Touring Car Championship (世界ツーリングカー選手権 第17戦、第18戦)
場所:ツインリンクもてぎ

ツインリンクもてぎで初開催となるWTCCにレスキューアドバイザーとして参加して来ました。

7月に、当ブログでWTCCに向けた訓練をリポートしましたが、いよいよ本番を迎えました。

初めての車両で抜かりなく救出活動を行うには、訓練による習熟あるのみです。
とにかく訓練、訓練、また訓練。もてぎレスキューチームの熱心さには、頭が下がる思いです。
金曜日には実車2台を使用しての救出訓練を4回実施(残念ながら私は参加出来ませんでした)
土曜日(予選日)には、マーシャルカーを使用し、KED、バックボード、ビーンズバッグ(陰圧式全身固定具)を併用した救出訓練を4回実施しました。

さらに日曜日の決勝レース前にも、KED、バックボード、ビーンズバッグを使用した救出を2回、そしてボードのみの緊急救出を2回、練習しました。
車種が違っても共通する点が多いので、もともと基本的な救出スキルは備わっていますが、それでも回を重ねるごとにチームワークが確立され、迅速で安心感のある救出が行われていました。
レースでは衝突やコースアウトなどのアクシデントが多かったものの、ドライバーが負傷に至る事故はなく、幸い救出を行わなければならない場面はありませんでした。
安全じゃなければスポーツじゃない!
安全面の最後の砦として大会を支えたメディカル、レスキューメンバーの皆さん、お疲れさまでした!

写真1: レスキューメンバー集合。朝日を浴びて緊張のひとときです。
写真1:集合!

写真2: WTCC出場車両はこんな感じです。さすが世界選手権、綺麗です!
写真2:WTCC車両

写真3:KEDにより車内で脊椎固定、その後バックボードを使用して救出します。
写真3:ボードにより救出

写真4:最後に陰圧式全身固定具(通称ビーンズバッグ)上で全身固定してから搬送します。
写真4:Beans Bagへ







このブログについて

LSOは1993年創設以来、年2回のニュースレターとしてLSOメールを発行してまいりました。しかしこの20年間でインターネットやメールなど電子媒体の利便性が大きく向上し、即時性、双方向性、コスト面、そして紙面の制約を受けないなど、多くの利点が発揮されるようになりました。LSOでもこの利点を生かし、2012年7月から、安全活動や講習リポートなどをブログでお知らせすることにいたしました。
なお紙媒体のLSOメールはしばらく休刊し、今後はブログをメインにした活動報告を行って行く予定でおります。

LSOホームページ
http://www.ne.jp/asahi/master/lso/

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